
竹里さんへの追悼文を書いていて今日一日が過ぎました。
恒坊さんのお怒りの元が私にもあるようで少し書きます。
「削る」の選をしました。
私が没にした理由は二つあります。一つはやはり「女房」という言葉。もう一つは、「鉋にかける」という比喩。少々穏やかじゃないなあと思ったからでした。
女房と呼ぶのはいまでは古風で、現代の感覚に合わないと思うし、柳歩さんが言われたように「亭主」と同じく現代では不適切な言葉となっているようです。
ですが、絶対使ってはいけないといっているわけではありません。何をどう使おうが(その他の中八だろうが、下六もオッケーのところはいくらでもあるようです)構わないと思いますが、鈴鹿は、なるべく避けようと指導してもらっています。
没句転生で取り上げられた句を、「すずか路」へ出されたことは。恒坊さんの割り切れない思いがおありだったのだろうと思います。
恒坊さんと柳歩さんは分かりあった仲のようですから、言いたいことを言って来られたのですね。「すずか路」はすずかのカラーを見せるところです。勝手に直すことは良くなかったかもわかりませんが、どちらもちょっと勇み足だったかもわかりませんね。
こんな説明しかできませんが、許してください。
どうか、一日も早く落ち着かれますように。
「言葉狩り」というのは、句の内容がどうあれ、その言葉が入っていればNGということですよね。現代川柳でも「女房」の使い方(句意)によっては許される場合もありますよね? ちょっと作句してみましたが、
女房と呼ばれたころのほろ苦さ
女房と呼んで帰宅後叱られる
こんな句なら許容されるのではないでしょうか?
恒坊さんが奥様を大切になさっていることはよく存じています。青森にお邪魔したときの車の中でのお話、よく覚えています。あの句を「すずか路」に載せられるのは読者の誤解を招くと思いました。ですが勝手に直すわけにも削除するわけにもいかず、最終的に(久美子さんの校正を経た後)、入稿する前に「つれあい」に替えさせていただきました。
短期間での編集、校正、入稿を毎月強いられています。事前にご了解を得ることが出来ませんでした。入稿したら即、発送の準備作業をしておかないと印刷が出来上がってすぐに発送ができません。15日までに皆様のお手元に届くよう毎月、戦争(大袈裟か?)しているようなものです。
ネット句会も15日締め切りです。自然にコトは運びません。こちらも 誰にも手伝っては貰えません。言い訳と泣き言になってしまいました。
尚、私は「品格」を大事にと言ったことはありません。常々、川柳は大衆文芸だから上品である必要は無いが下品になってはいけない、と言ったり書いたりしています。「句品を落とす」とは言いますが、「品格が無い」と言ったことはありません。

ネット句会「温泉」は本日20時ジャストに締め切りました。
135人の方から267句いただきました。
整理した結果、3人の方が4句投句してみえましたので、後で投句された2句を削除させていただきました。悪しからずご了承ください。
順不同に並べ替え、作者名を伏せて両選者に送信しました。恒坊 、ゆみこ両氏の共選はこれで最後となります。よろしくお願いします。

今、ようやく投句しました。
みえDE川柳も今日が締め切りです。
今月のお題は「染める」、選者は修さんです。
どうぞご投句ください。

11月号を見て驚きました。ちょっと許せないことです。
10月句会の「削る」の題へ
「女房が僕に鉋をかけている」を投句し、没になりました。
その句が、没句転生に取り上げられ、
女房(亭主)は句品を落とすとありました。
私としては、女房が品のない言葉だと思わないので、これは見解の相違ということで、同じ句を11月号のすずか路の投句しました。
ところが、その句が
「つれあいが僕に鉋をかけている」と掲載されています。
これおは言葉狩りです。
すずか路の「お断り」には中八、中六はやむを得ず、添削することがあるとありますが、これはそれに当てはまりません。
柳多留には「南無女房乳を呑ませに化けて来い」の名句があります。
柳歩さんはこれを否定するのでしょうか。


私は、鈴鹿はもちろん、どこでも「句品を落とさないように」と指導しています。柳多留の句は、その時代の句としては私も名句だと思いますが、現代川柳ではそぐわないと思います。明らかに句品を落とすと考えてします。
没句転生でもそのように指摘しましたが恒坊さんは見落とされたんだと思いました。確信犯として敢えて「すずか路」に再投句されたとは夢にも思いませんでした。「すずか路」は極力原句通り掲載するように努めてはいますが、「鈴鹿川柳会では、こんな句も許容される」と受け取られると困るので、中8下6に限らず差別語や句品を落とすと判断された場合は添削することもあります。
恒坊さんとは川柳に関する多くの事項で見解が一致していると思っていました。事前に許可も得ず、申し訳ないことでした。

すずか本日到着しました。
ご傷心の中発送ありがとうございます。
竹里さん、療養中にも作句されていたことに
胸がいっぱいになります。
たくさんの佳句を残されいつまでも皆さまの心に残ることでしょう。
ありがとうございました。
合掌
満月庵
「女房」という言葉に品格がないとする柳歩さん。
これは、見解の違いなので仕方ありません。
(ただし、柳多留の川柳は現代にも通じる不朽の名句だと思います。)
しかしながら、格調を重んじる柳歩さんの思いは理解できます。
川柳吟社を運営する上で、大切なことだと思います。
私が代表を務めている「青い実の会」では、品格はともかく、ユーモアを大切にしようという方針でやっているので、その違いが出ているのかも知れません。
「すずか」は「すずか」。もちろん、柳歩さんの方針には従います。
また、柳歩さんの返信は、心がこもったものと思います。
しかし、川柳作家にとって、自選川柳を訂正されるというのは、耐えがたいことです。
品格に欠ける恒坊としては、当面「すずか路」を当分、休ませていただきいと思います。


恒坊さんという人物が「品格に欠ける」とは露ほども思っていません。
常々尊敬していましたし作品にも感服しています。
柳多留に見られる「女房」や「亭主」、「し止め」の句も、現代に通じる名句であることも、いささかも否定しません。
ただ、現代人の感覚で川柳を作る我々(鈴鹿川柳会や、川柳展望もそうだと思います)からみれば、古くさい表現であり、差別的に取られることもあると思います。
「女房」を「つれあい」に替えたことで、恒坊さんの「思い」がそんなに損なわれたとは意外であり、申し訳ないことでした。添削にあたっては随分悩みました。「すずか路」には出句されないとのこと、了解しました。
私の悩みが一つ解決しました。

ちょっと肌寒い日が続いていましたが、今日から3日ほどは暖かくなるようです。
我が家は晴さえすれば居間が温室状態になるので、冬場はとにかく晴れてくれることがありがたいです。
昨日は中日文化センター。
席題「ランチ」では、女性のランチと男性のランチの違い(?)を詠んだ句がたくさん出ました。
男性にはちょっと不利(?)な題だったかも。
受講生さんの自由吟から。
一人鍋するにはきっとある理由
熊を見た紅葉よりもネタになる
先輩が先輩語る夜の席
今日は絵の教室を休んで、文芸賞の応募作品をいただく日でした。
川柳一般の応募、昨年より一人増えていました。ありがとうございます。
ジュニアの俳句川柳は極端に減り、ジュニアの短歌は増えていました。
18日までに一次選をやります。
夫の自宅静養も18日まで。
またこまごまとした家事を手伝ってもらえるようになるから助かります。
竹里さんへの追悼の言葉も書く予定。
ネット句会も締め切り間近。「温泉」でしたね。
みえで川柳の題は「染める」
ここせんは「はんぶん」
やっつけ仕事は抜けません。かといって練っている時間もない。
どうすりゃいいのさ…頑張るっきゃない。
恒坊さん、書き込みありがとう。
竹里さんに川柳MVPあげたいですね。


本日(13日)、すずか誌が着きました。
その便りの冒頭に、西山竹里さんの訃報があったのです。
愕然としました。ただただ驚きです。言葉がありません。
天は無情です。
竹里さんが現代川柳大賞をとったときの句
「ベランダは家には入れてもらえない」を覚えています。
これぞナンセンス川柳、只者ではないと思いました。
その後のご活躍もあって、
これから川柳界は竹里時代がやって来ると思っていました。
あまりに早過ぎます。残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。
恒坊
竹里さんの訃報を目にしてから胸のザワザワが続いています。
1年365日もあるのに、3年前に79歳で逝った夫と命日が
同じだなんて・・・こんな偶然悲しすぎます。


それは偶然でしたね。竹里さんと同じように優しいご主人だったのでしょう。私も摂生して妻を泣かせないよう努めます。(泣かないか?)
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