11月号を見て驚きました。ちょっと許せないことです。
10月句会の「削る」の題へ
「女房が僕に鉋をかけている」を投句し、没になりました。
その句が、没句転生に取り上げられ、
女房(亭主)は句品を落とすとありました。
私としては、女房が品のない言葉だと思わないので、これは見解の相違ということで、同じ句を11月号のすずか路の投句しました。
ところが、その句が
「つれあいが僕に鉋をかけている」と掲載されています。
これおは言葉狩りです。
すずか路の「お断り」には中八、中六はやむを得ず、添削することがあるとありますが、これはそれに当てはまりません。
柳多留には「南無女房乳を呑ませに化けて来い」の名句があります。
柳歩さんはこれを否定するのでしょうか。
私は、鈴鹿はもちろん、どこでも「句品を落とさないように」と指導しています。柳多留の句は、その時代の句としては私も名句だと思いますが、現代川柳ではそぐわないと思います。明らかに句品を落とすと考えてします。
没句転生でもそのように指摘しましたが恒坊さんは見落とされたんだと思いました。確信犯として敢えて「すずか路」に再投句されたとは夢にも思いませんでした。「すずか路」は極力原句通り掲載するように努めてはいますが、「鈴鹿川柳会では、こんな句も許容される」と受け取られると困るので、中8下6に限らず差別語や句品を落とすと判断された場合は添削することもあります。
恒坊さんとは川柳に関する多くの事項で見解が一致していると思っていました。事前に許可も得ず、申し訳ないことでした。