「女房」という言葉に品格がないとする柳歩さん。
これは、見解の違いなので仕方ありません。
(ただし、柳多留の川柳は現代にも通じる不朽の名句だと思います。)
しかしながら、格調を重んじる柳歩さんの思いは理解できます。
川柳吟社を運営する上で、大切なことだと思います。
私が代表を務めている「青い実の会」では、品格はともかく、ユーモアを大切にしようという方針でやっているので、その違いが出ているのかも知れません。
「すずか」は「すずか」。もちろん、柳歩さんの方針には従います。
また、柳歩さんの返信は、心がこもったものと思います。
しかし、川柳作家にとって、自選川柳を訂正されるというのは、耐えがたいことです。
品格に欠ける恒坊としては、当面「すずか路」を当分、休ませていただきいと思います。
恒坊さんという人物が「品格に欠ける」とは露ほども思っていません。
常々尊敬していましたし作品にも感服しています。
柳多留に見られる「女房」や「亭主」、「し止め」の句も、現代に通じる名句であることも、いささかも否定しません。
ただ、現代人の感覚で川柳を作る我々(鈴鹿川柳会や、川柳展望もそうだと思います)からみれば、古くさい表現であり、差別的に取られることもあると思います。
「女房」を「つれあい」に替えたことで、恒坊さんの「思い」がそんなに損なわれたとは意外であり、申し訳ないことでした。添削にあたっては随分悩みました。「すずか路」には出句されないとのこと、了解しました。
私の悩みが一つ解決しました。