入選句へのコメントです。
カマキリが斧を磨いている日暮れ
カマキリはどんな顔をして斧を磨いているのだろう。シーンを想像すると面白い。
鍋磨くうちにだんだん腹が立つ
そんなものなのか。やけに熱心に鍋を磨いていると思ったら、気をつけた方がよさそうだ。
磨こうとしてはならないシャボン玉
儚く美しいシャボン玉。それで十分。余計な手をかける必要はないのだ。
お日さまが好きでしっかり磨く窓
スッキリ爽快、気持ちのよい句。
歯を磨く今日が良い日であるように
よい心がけ。気分よく一日のスタートが切れる。
秀3 糠袋知らぬ令和の床掃除
自動掃除機ルンバは水拭きもできるという。糠袋はセットできるのだろうか。
秀2 議事堂の汚れを磨くための票
「清き一票」と言うが、中には汚れた票もある。だから、国会がきれいにならないのだ。
秀1 磨いても価値に変わりはない硬貨
外見をピカピカに磨いても、中身の価値は変わらない。百円玉も人間も。
横綱美智子さんと、幕下か呼び出しくらいの竹里のでこぼこコンビでしたが、楽しく選をさせていただきました。
一年間拙い選にお付き合いいただき、ありがとうございました。