(ありふれた石も磨けば味がでる)
磨いても光らないかもしれないけれど、それなりの(味がでる)というのがいいですね。
(嘘見抜くために磨いておくメガネ)
せっかく磨いてスタンバイさせていたのに肝腎な時にかけ忘れて、また騙されてしまった・・なんて人好きなんですけど。
(磨かれてつまらぬ人になっている)
(磨いても磨いてももう光らない)
ピカピカ光ってなくてもいいじゃないですか。じんわりと温かい物がにじみでている人の方が100倍魅力的。
そんなことはわかっているのだが、上記二句とも(磨くこと・光ること)に対する葛藤と真摯な問いかけが心を打ちました。
(磨いても価値に変わりはない硬貨)
(修理屋が来るから磨く洗濯機)
(じいちゃんはいいな外して歯が磨け)
読者として楽しませてもらった3句。うんうんと頷き、ニンマリ。そして、ほっこりしたものをいただきました。
一年間、ありがとうございました。どこまで課題に忠実であるか、入選句数への妥協などなど、沢山学ばせていただきました。
胴元さん、竹里さん、お世話になりました。感謝です。平井美智子