秀1 千本の針を飲ませてきた小指
「嘘ついたら針千本飲ます」を実践。嘘をつかれても負の感情を抱いたままやり過ごすのではなく、嘘をついた相手に代償を求める点に心の強さを感じました。
秀2 昼休みロダンだらけの喫煙所
決められているわけではないのに、なぜかあちらにもこちらにもロダンの「考える人」さながらのポーズで一服をする人々が。よく観察されていると思いました。
秀3 夕焼けをたっぷり掛けるかき氷
かけるのはイチゴではなく「夕焼け」。同じ赤でも印象がまるで変わります。見慣れたはずのかき氷が神秘的に思えてくるから不思議です。
反逆の芽にもいっぱい水をやる
「反逆の芽」は将来敵になりそうな人でしょうか、あるいは、反抗期の子どもでしょうか。いずれにせよ、「排除」ではなく「応援」しているところにおおらかさを見ました。
たっぷりと有れば安心する予備費
予備費ですから本来はなくても問題はないはずです。ですが、少し、できればたっぷり、あると心の持ちようが違います。心理をうまく突いていると思いました。
修飾語たっぷり付いた披露宴
幸せや喜びに満ちた言葉が溢れる披露宴、そのような状況を「修飾語」という表現から想像しました。また、この語を「披露宴」とともに使用されたところが印象的でした。
早起きをすると時間を持て余す
早起きは良いことだと捉えられがちですが、いつもしていない人にとっては困った状況にもなり得ます。一般的に考えられていることと現実のギャップが面白いと思いました。
泣いてくれた笑ってくれた全力で
相手が適当にあしらおうとしているか、あるいは、全身全霊で向き合おうとしているか、はすぐにわかります。この句は「全力で」。その気持ちがうれしいのです。
ゆみこさん
適切な選評をありがとうございました。
「たっぷり」の次は「ゼロ」ですか…
多分もう投句された方いるのでしょうね。
日曜日に京都に行った友だちが、「京都も暑かった」と言ってました。
もう少しの辛抱だと思います。
暑さに負けず頑張りましょう。
お礼まで。