秀1 ガンジスの五体清めるにごり水
聖なる川に存在する水質汚染という深刻な問題。「清」と「濁」の対比が印象的。宗教、環境等さまざまな要素が絡み合っているだけに簡単に解決に至らないことがもどかしい。
秀2 独裁者たちを見すぎた目を洗う
この国にもあの国にもいる独裁者。ニュース等を見れば目に入ってきてしまいます。過去ではなく現在もなお存在していることに恐ろしさを感じます。
秀3 丁寧に洗うと抜ける栄養価
本来、「丁寧」という言葉には良いイメージがありますが、本句の場合はマイナスの結果をもたらします。良いイメージを覆すところが面白いと思いました。
物欲の心を洗う物価高
我慢し続けるうちに購買意欲も薄れて…。欲望が一つ減ると心も穏やかになるかもしれません。そのように考えると、物価高も悪いことばかりではないという気がしてきます。
誇らしく富士山頂を洗う雨
意気揚々と降っている雨を想像しました。雨にも感情がある、というのは新鮮でしたし、誇らしく思う場所=富士山とされたところも納得でした。
もみ洗いうっすら残るわだかまり
洗濯機で洗うとわだかまりも消えそうですが、もみ洗いなら多少は残るかもしれません。洗う強さとわだかまりの残る程度はいかにも比例しそうだと感じさせてくれました。
若水で洗い去年と違う顔
「去年は去年、新しい年は新しい年。過去を引きずらず切り替えていこう」、そんな言葉が聞こえてくるようでした。「若水」が新たな気持ちや表情へと導いてくれます。
街に出る時だけ洗う自家用車
近所に行くだけなら気にしないけれど、街に出るとなると話は変わります。身なりも整えたいですし、乗る車もきれいにしたいもの。郊外に住む身としては大いに共感しました。
ゆみこさん
選評ありがとうございました。
ゆみこさん、郊外にお住まいなのですか? 雅な京都の観光地のど真ん中辺りにお住まいだと思っていました。
「洗う」いろんな洗うが出たようですね。秀句に選んでいただきました。最近「カット野菜」がよく売れているらしくて、あれって水洗いされているのかなあと思ったり、洗い過ぎたらビタミン系は抜けているだろうなと考えてしまいます。
お疲れさまでした。
次回は「貼る」
昔、祖母が「洗い張り」(貼るとは書かない?)ほどいた着物を洗っていたに貼り付けて乾かして、また縫い直していました。なぜか、その光景が浮かんできました。
柳歩さん
教室、無事に開催されたようで、道は雪がなかったらしいですが、我が家は駐車場が裏道にあり、今も雪が積もっています。それがどうした? です。はい
ルンルン♪
今日は月一の墓参り。昨日の雪が残っていないことを祈りながら…
少しくねった小高い丘の上、車が一台やっと通れる道が無駄に舗装されているのです。砂利道ならスリップすることもないでしょうに。
など、寝ぼけたことを言ってると、大雪の中で困っている人に笑われそうです。
花は異常に高くなっていますが、近くの野菜スーパー、キャベツ300円、大根150円、白菜200円とかなり落ち着いてきました。
では、今日を始めます。ルンルン♪
たかこさん
コメントありがとうございます!
(はい、私、郊外に住んでおります(笑))
「洗う」は、さまざまな角度から詠まれていたので、楽しく選をさせていただきました。
次回もよろしくお願いいたします。