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星野君の二塁打 柳歩 - 2023/05/01(Mon) 20:40

昨日の朝日新聞朝刊で、「星野君の二塁打」が小学生の道徳教育の定番から外されたという記事を見た。
戦後、道徳教育は教科から外され、昭和34年頃復活されたので我々の世代では道徳教育の一環ではなかったけど、この「星野君の二塁打」は国語か何かの教科書に載っていた記憶が、鮮明に残っている。

内容は、少年野球で星野君が監督の送りバントのサインに背き、二塁打を打ってメンバーから外される、彼の行動は正しかったか? というものである。星野君は監督に「打たせてください、打てるような気がするのです」という台詞が有ったのも憶えている。
担任のK先生は、「星野君の行動をどう思うか?」と生徒に問いかけた。「打てるような気がする、ぐらいで…」という大勢の中で、級長のA君(後に東大を卒業した)は、「星野君の自信にも根拠があったのではないか?」というような意見を出した。結局、先生は、どちらが良いとか悪かったとか言われなかった。私は何も意見は出せなかったけど、A君の意見にすごく感銘したことを憶えている。先生や大人の言うことに無条件では承伏しないぞという気持ちは、このとき芽生えたのだと思う。大人になるにつれて反権威的な性格になっていった原点だったかも知れない。 

Re: 星野君の二塁打 柳歩 - 2023/05/01(Mon) 20:42

抜けていた。小学五年生のときです。

Re: 星野君の二塁打 祥司 - 2023/05/04(Thu) 10:48

良い話をありがとうございました。
柳歩さんの原点を見ました。

自分も中学2年の時に親友と殴り合いの喧嘩をしました。
事の発端は、学級新聞を作っていて、イラストの上手な彼と二人だけとなり皆が手伝ってくれなくなりました。
新聞が出来上がった日の帰り、昇降口で突然「なぜ俺だけにやらせる!」と殴って来ました。
よく手伝ってくれていたので、彼も新聞づくりが楽しい思っていた僕はショックでした。泣きながら家まで帰りました。

翌朝、学校へ行くのが嫌で嫌で休もうと思ったが、休んだら喧嘩したことを言わなければならないと登校しました。
暗い思いで、教室の戸を開けました。
そしたら彼がやって来て「コバ、昨日はごめんな」と声を掛けてくれた。目の前がパッと明るくなりました。

それから、喧嘩や言い合いをしたら、その相手と初めて会った時に善悪を問わず、自分から「ごめん」と声を掛けるようにしました。八十路を過ぎた今もです。

Re: 星野君の二塁打 柳歩 - 2023/05/04(Thu) 16:29

祥司さんの温厚な人柄の原点には、そういう体験があったのですね。たぶん、彼の方もいい人生を歩まれたことでしょう。私は、相変わらず「売られた喧嘩は買う」タイプですが、せめて趣味の世界では大らかでいたいと思っているのです。お互い、雀百まで…、ですね。

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