席題1あずきバー2006.8..11〜 8..25

僕に似て固くて甘いあずきバー                   柳歩
あずきバー舐め舐め読んだマチエール
おばさんの歯にはいけずなあずきバー
ニッポンの夏はやっぱりあずきバー

アスファルト舐めてるぼくのあずきバー               遼

知名度はわたしより上あずきバー                 久美子
仏壇には供えられないあずきバー
わたしならまだかじれるよあずきバー
ぜにやにもちゃんと売ってるあずきバー
1日に2本はダメよあずきバー
あずきバー食べてダイエットはできぬ

舐めるだけでは我慢出来ないあずきバー               柳歩 
本当は君より好きなあずきバー
幸福の極みこっそりあずきバー

あずきバー舐めなめキスをするふたり               たかこ
検問にあわてて舐めるあずきバー
冷凍庫場所を決めてるあずきバー
あずきバー仏壇はだめお墓なら

すず川のせいでバカ売れあずきバー                のりこ
I社からお礼100箱あずきバー

あずきバー旨みの豆は皮ばかり                  骨太
あずきバー老いの夫婦のまわし舐め
溶けるまで俺は待ってるあずきバー

あずきバーのようには溶けぬタイガース               吉一
ポスター貼り酒屋にあったあずきバー
ポロリ落ちたアイスキャンデー思い出す

あくまでも庶民の味方あずきバー                 柳歩
あずきバーあと一本を奪い合う
あずきバーこれは私の離乳食

我が家ではあずきバーよりFamiが好き                久美子
あずきバー分けあい舐める間柄
あずきバーが溶ける急いで帰らなきゃ

甘いのが毒になりますあずきバー                 金庫番

宿題を終えておいしいあずきバー                 久美子

おばさんを静かにさせるあずきバー                 柳歩
猛暑にも残暑にもよしあずきバー
あずきバー二人の愛はすぐ溶ける

あずきバーも溶ける ぐらいの長話                 久美子
 

先生も生徒も舐めるあずきバー                                                           柳歩 
あずきバーだけが分かってくれている 
一仕事終えたら舐めるあずきバー                           
全没の日にもやっぱりあずきバー 


あずきバー食べた日にゃ勝つドラゴンズ                        骨太
あずきバー食めば勝つ我が思い込み
ドラゴンズ勝って祝いのあずきバー
あずきバーのせい高まる血糖値
優勝が決まればやめるあずきバー

医者の眼を盗んで食べたあずきバー                         金庫番
孫に胡麻摺って居りますあずきバー
一口と言ってごっそりあずきバー
冷凍庫一番上はあずきバー
おやつには癖になりそうあずきバー
花より団子花火よりあずきバー

あずきバー「おーいお茶」並み公募中                         たかこ  
口で溶けこころで溶けるあずきバー
例会でみんなで舐めるあずきバー


靖国を考えているあずきバー                               柳歩
宿題が済んだら舐めるあずきバー
友だちになろうよあずきバーあげる
あずきバーつくつく法師聴きながら 

溶け出すとやや忙しいあずきバー                           久美子
あずきバー食うといい知恵出るらしい
買ったはずなのにもうないあずきバー

宿題に苦戦中ですあずきバー                              金庫番
立秋を過ぎても美味いあずきバー
あずきバー食べて元気に法師蝉

この頃はあずきバー買う夢を見る                             骨太
あずきバー舐める寸前目が覚める
あずきバー半分占めるわがなずき(脳)
あずきバーすず川すっかりヨイショして
泣き止まぬ孫に1本あずきバー
あずきバー品数うすく夏終わる

生協も井村屋も良しあずきバー                               柳歩      
あずきバーだけは私を裏切らぬ
一本でしあわせになるあずきバー
主食にはちょっとなれないあずきバー
じいちゃんも喜んでいるあずきバー
舐めてみてほんのり甘いあずきバー(本家盗り?)
あずきバーちょっと淫らにディープキス
行く夏を惜しんで舐めるあずきバー

あずきバー二度めの恋の味がする                                                           久美子
あずきバーだから気軽に手が出せる

寝起きにもやっぱり食べるあずきバー                          たかこ
留守電をセットしてからあずきバー
 

あずきバー少し溶けめの甘い汁                              骨太
甘〜い甘い つい手を染めるあずきバー                         
政治家もきっと舐めてるあずきバー
あずきバーほどの甘さで共白髪
停電にからきし弱いあずきバー
あずきバー孫に食べさせ叱られる

難しいことは言わないあずきバー                              柳歩
芭蕉にも山頭火にもあずきバー
人生の行き着くところあずきバー
いい人の膝で舐めたいあずきバー
あなたと逢ってしあわせだったあずきバー
舐めさせてほしい末期のあずきバー
あの世へは持って行けないあずきバー

井村屋の株価支えるあずきバー                                修
半分を過ぎて淋しいあずきバー
遠久美(遠藤久美子)がくれたゆかたとあずきバー
残り数チェックを入れてあずきバー
「ここちよさ」欲しくて舐めるあずきバー 

検診の後にさっそくあずきバー                              金庫番
多忙でも忘れず食べるあずきバー
スタミナのもとは甘ーいあずきバー
かき氷よりもやっぱりあずきバー
妻の留守ひとりこっそりあずきバー
宿題が終り褒美にあずきバー

あずきバーなんぼ食べてもだんないに                                          久美子
夏バテを救ってくれたあずきバー
非常袋には入れられぬあずきバー
蝉プール麦わら花火あずきバー

エンクミに恋する香りあずきバー                                                                     修
あぁ暑い息を整えあずきバー