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目次 一月号 ・巻頭言 「百人一首」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論・ 自論 ・リレー鑑賞 ・ひとくぎり ・例会 ・今月のこの句 ・各地の大会案内 ・特別室 ・ほっとタイム ・前号印象吟散歩 ・誌上互選 ・ポストイン ・お便り拝受 ・編集後記 |
たかこ 整理 柳歩 柳歩 須場秋寿 たかこ たかこ 清水信 柳歩 |
巻頭言 |
「百人一首」 新年おめでとうございます。 お正月といえばここ数年はパソコンの前で編集に追われていた記憶しかない。 ところが年末にこのパソコンが壊れた。修理を待つ間たまたま手に取った梅原猛のエッセイ集 「精神の発見」におもしろいページをたくさん見つけた。「巻頭言」に使えるかなとペンを持ったが、 キーボードをたたかないと文章になってゆかない。悲しい癖が身についてしまったようだ。
「『百人一首』の形と心」に、すべての優れた詩、歌は流麗な言葉の響きを持つとある。 ・滝の音はたえてひさしくなりぬれど この歌は古来、内容のない歌といわれてきたらしい。だが、読んでみると調子がよい。 ・久かたの光のどけき春の日に これはhi-hi-ha-si-haとなる。この歌はhの音を主調としているが、h音は明るい感じの音であり、 ここまで考えて句を詠むことはたぶんないと思うが・・・。 たかこ |
すずか路より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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柳論・自論 |
「没句」の扱いについて 例えば「川柳すずか」では「例会風景・没句から」の中で寸評と添削例を載せている。 「川柳亀山」では「ボツ句再見」のコーナーを設け、主幹の広美さんがこれにあたってみえる。 没句の扱いには様々な意見があるようだ。 あきらめた人は行かない初詣(鈴鹿・柳歩没句) 何でもないことの裏側に目を付けたと自信があったが、たつお選にも漏れた。 蝸牛には盗塁は無理だろう(亀山・柳歩没句) この選者に通じなかったら次の機会に、と思って出句した句。評者も悪い句とは言っていない。 |
例会より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特別室 |
『ミリ流』 『中日新聞』日曜版に連載されている「明日のことはわかりま川柳」というコラムを愛読していると、 人に言っては笑われている。作者は益田ミリという。 例えば、11月27日号では「本日の一句」として、次の句がある。 スキップは大人になってもしていいさ しかし、本文の方はエステに行った話である。 益田ミリは一九六九年大阪生まれ。イラストレーターで川柳やエッセイにも手を染める。 『ダカーポ』という雑誌では「つぶやき川柳教室」という連載があり、ときどき有名人(とは言え、 川柳作家のベテランからは反論があるだろうけれども、殺人の体験がなければ殺人小説を書くことが 清水信 |
誌上互選より 高点句 | ||||||||||||||||||
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