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目次5月号 ・巻頭言 「 事前投句 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論 ・リレー鑑賞 ・ひとくぎり ・例会 ・没句転生 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号印象吟散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・ポストイン ・お便り拝受 ・各地の大会案内他 ・編集後記
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たかこ 整理 柳歩 柳歩・伴久 小河柳女 たかこ 柳歩 清水信 橋倉久美子 柳歩 |
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巻頭言 |
事前投句 第五回の大会が迫ってきている。昨年は「マチエール」発刊記念と、会場もホテルに替えたこともあってなにかと気ぜわしい日々を送っていたが、今年は慣れも手伝って、ついのんびりしてしまっている。なにか抜けてないか、し忘れてないか、昨年の資料を取り出して見直してみた。
楯の発注、済み。後援会の承諾依頼、済み。ホテルでの最終打ち合わせも済み。各地の大会も時間の許す限り出かけた、いやまだまだこれから予定はびっしり
すでにもらっている数名のはがきを一字一句間違わないように打ってみた。神経に亀裂が入りそうだ。編集の校正はいつも柳歩さんだけど今回はそれも適わない。
大会は気がつけばもう五回。皆さんに支えられ一つの節目を迎えます。 |
すずか路より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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リレー鑑賞「すずか路を読む」 |
159号から 小河柳女 ・いま少し居たいけれども邪魔かしら 内山サカ枝 ・九十九折 峠の春を疑わぬ 堤 伴久
・ディサービスの日には肩からほっとする 寺前みつる ・怒らせた方にも傷はできている 青砥たかこ (四日市川柳会・鈴鹿市在住) |
4月28日(土)例会より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特別室 |
新子補話 時実新子のファンは、女性より男の方が、ずっと多いかも知れない。僕も一度パーティで会ったことがある。既に初老であったが、眼鏡の奥で軽薄に動く眼球が、未だ衰えぬ色気を漂わせていた。
俳 人・飯田龍太(86)
と相次いで亡くなった春三月は少し淋しい月であった。私の身辺でも赤嶺秀雄と妹の佐野智子が亡くなって、葬儀に参列した。
「冨士さんですか?」
こういうやりとりがあって〈岡山生まれの中年女ときたら、到底かなわぬ〉という風で「すぐいらっしゃい。写真機やテレコなんて持ってきたら、あかんよ。一人ですぐお出で」ということになって、インタビューに成功した。といっても、庭でがま蛙が小さい蛙を呑み込むのを見せて、小さい蛙に「アホ、目つぶれ」と呑み込まれる時に応援するのだった。 ・悪い男と心ひとつに薔薇を見た 富士正晴は昭和62年7月15日未明、ひとりで死んでいた。73歳だった。 (文芸評論家)清水信 |
誌上互選より 高点句 | ||||||||||||||||||||||||
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