目次02年4月号
巻頭言 「令和2年」
すずか路
・小休止
・川柳つれづれ「自筆と清記」
・人と句「令和元年」を読んで
・例会
・例会風景
・没句転生
・アラレの小部屋
・前号「すずか路」散歩
誌上互選
・インターネット句会
・ポストイン
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・編集後記

 


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巻頭言

「令和2年」

 令和二年は、広島、長崎への原爆投下を始めとする悲惨な戦争の終結の年、昭和二十年に次いで、日本人にとって忘れられない年になるだろう。戦勝国にとってもおなじことで、新型コロナウイルスには手の打ちようのない様相を呈している。    

 四月四日には、東京で百十八人の新たな感染者が発生したにも関わらず、安倍政権は緊急事態宣言の発出をためらっている。「ギリギリの状態だが、まだ感染爆発には至っていない」と、この二、三日同じ言葉を繰り返している。感染爆発を起こしてからでは遅いではないか! 医療崩壊を起こしてからでは遅いではないか! 感染医療の専門家や知識人の見解を聞くまでもなく、一市民にすぎない私でもそう思う。

 お寺の鐘さえ供出させられた戦時経済、超インフレに見舞われて多数の餓死者などを出した終戦時のことを思えば、経済活動の停滞による損害は軽微である。今はウイルス感染への対応が何より重要だろう。東京や大阪での感染爆発を防ぐことを、何より優先しなければならない。
「宣言を出しても、やれること、やるべきことは同じ」という意見もある。確かに日本は、中国のような専制国家ではなく、政権に諸外国のような強い権限が与えられているわけではない。しかし、国民は高い知性を持ち、目的のためには一致団結する和の精神を持っている。ウイルスの拡散を防ぐための注意喚起と強い求心力、つまり緊急事態宣言が必要かつ効果的であろう。

 大相撲春場所も無観客であった。経済活動にあまり貢献しない川柳大会や例会は、今の時点では典型的な「不要不急」の集会と言えるだろう。やまと番傘創立70年記念大会を皮切りに、全国の川柳大会の延期や中止が相次いでいる。大会どころか毎月の例会も開けないでいる。三重県内でも、4月29日の三川連川柳大会、5月17日の津市民川柳大会も中止になった。そして6月28日の、我が鈴鹿市民川柳大会も、来年への延期を余儀なくされることになった。

 
                                          柳歩

 
すずか路より
縄張りを守りたいから吠える犬 村井一朗
無観客無関心ではいられない 奥田悦生
万華鏡別れたひとは出てこない 寺前みつる
金柑の種ごと二百余回噛む 鈴木裕子
岩手県と出たらついつい見てしまう 竹口みか子
夫婦して今日も花粉に苛められ 瓜生晴男
東京五輪つくづく思うツキのなさ 加藤吉一
目がさめて一番先に「おかげさま」 安田聡子
ピカピカに磨いたリンがよく響く 芦田敬子
花愛でて心に春を呼び寄せる 圦山 繁
手作りのマスク洗えて安上がり 西川幸子
都合よく使い分けます「もう」と「まだ」 小川はつこ
カロリーが闘病よりも要る加齢 長谷川健一
桜咲き楽しいはずの春なのに 水谷ちか子
仏頂面しても家族は許される 小出順子
忘れても開き直って生きている 川喜多正道
食べ放題という理念なきいくさ 柴田比呂志
祝の字をコロナウイルスわやにする 竹内そのみ
人のない街の電光掲示板 樋口りゑ
目的地近くに見えてから遠い 眞島ともえ
子らの声消えてウイルス甲高い 小林祥司
「もういいと」天使の声を待つ散歩 福村まこと
入口が裏にもあった試験場 佐藤千四
お仲間に入れてください無口です 西野恵子
咳込みにマスクがマスク監視する 瀬田明子
コロナ禍に回してほしい防衛費 西山竹里
タラの芽を全部摘まないのがルール 日野 愿
まちがってかけた姉との長電話 岡ア美代子
入院がくれた母とのランデブー 澁谷さくら
言い負かす言葉沢山考える 玉木りょうこ
ウイルスに大恐慌を見せられる 神野優子
美しい人美しい箸さばき 前田須美代
山越えの道行くよりも海辺道 佐藤近義
見る気無いテレビ勝手に騒いでる 坂 茜雲
春なのに溜め息ばかり出るコロナ 大川里子
立派すぎ我が家に合わぬ胡蝶蘭 岩谷佳菜子
淡々と勝負を決める大相撲 西垣こゆき
子の所作が亡き母に似るうれしき日 松岡ふみお
会場の広さを知った無観客 坂倉広美
強風に逆らって行くゴミ袋 勝田五百子
返納を急かす世間にほしいバス 竹島 晃
みそ煮込みしっかり冬を締めくくる 橋倉久美子
金婚の節目を無事に越した春 北田のりこ
お出かけの服が眠ったままの春 中川知子
輪に溶けて自分のカラー見失う 河合恵美子
咳払い終わる合図と知らされる 落合文彦
朝は来るかと独り居後期高齢者 毎熊伊佐男
マスクしたままコーヒーは啜れない 吉崎柳歩
しないよりましかと今日も薄化粧 青砥たかこ
 

整理・柳歩

3月28日(土)例会(全員欠席投句)より

宿題「押す」 吉崎柳歩 選と評
   強風に押し戻されて遅刻する 西垣こゆき
   ミサイルは猫が押しても発射する 福村まこと
 止  銅像か人か試しに押してみる 西垣こゆき
 軸  念押しをされてもしかたない後期 吉崎柳歩
宿題 共選「無駄」 岩谷佳菜子 選
   避難所も無駄でなかった助け合い 関本かつ子
   習慣でパッパと二枚とるティッシュ 芦田敬子
 止  名も知らぬ国会議員多くいる 圦山 繁
 軸  無駄なのか年々増える家族葬 岩谷佳菜子
宿題 共選「無駄」 青砥たかこ 選
   セールスのきっかけつかむ無駄話 満月庵
   今までは無駄に使っていたマスク 西山竹里
 止  適当に頼んで残されるビール 樋口りゑ
 軸  キャッシュレスポイント貯めて無駄を買う 青砥たかこ
宿題「自由吟」 橋倉久美子 選
   人柄の審査はされぬクレジット 佐藤近義
   傷ついたまま語り部になっている 竹口みか子
 止  剪定で死にそうなほど切られた樹 北田のりこ
   国境の壁をコロナが高くする 橋倉久美子
誌上互選より 高点句(一人5句投票)
前号開票 『 国旗 』  応募108句
  23点  優勝をするとマントになる国旗 橋倉久美子
  17点   日の丸を振ったホームも無人駅 奥田悦生
  14点    月面にヒトが無断で置く国旗 福村まこと
  12点    小国も肩を並べる万国旗 瀬田明子
      日の丸を透かして見ると星条旗 濱山哲也
  10点   日の丸に拭いきれない血の匂い 日野 愿
   8点  国旗でも揚げたい気分孫ができ 鈴木章照
   7点  天皇に振る日の丸に他意はない 吉崎柳歩