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21年1月「 試す」
20年 12月「切替え」
20年 11月「力」
20年 10月「辞書」
20年 9月「客」
20年8月「住む」
20年7月「食べる」
20年6月「休む」
20年5月「野放し」
20年4月「取る」
20年3月「けち」
20年2月「けなす」
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前月入選句発表 お題「 目 」

鈴木順子選

  目で言うな口でハッキリ言うてくれ 西の虎
  すまし顔目玉だけ買いレジ通る 丹川 修
  定規あて歪まぬように書く宛名 さちこ
  目が覚めて学ぶ喜び知る私 さちこ
  目の位置で違って見える幸せ度 春葉
  貴女とは目と目で合図できる仲 閑雲
  目に涙精一杯の児の抗議 眞二
  子等の目に映る不思議を慈しむ 柳 緑子
  真っ直ぐな目に会う 恋の予感して 柳 緑子
  見た目とは違う意外とおしとやか 青砥たかこ
  恋の夢実る手前で目が醒める 柳 緑子
  挨拶は先ずは目でして口でする 松谷大気
  目が点になるマジシャンの離れ業 ドア宝
  深海魚どれも目玉がグロテスク きろく
  目を閉じてあげているのに鈍いヒト 橋倉久美子
  先輩のいびり気にせぬ目の高さ 加藤吉一
  妻が一番と今頃目が覚める 佐藤千四
  一票を拾う目を見てする握手 加藤吉一
  この僕を選んだ妻は目が高い 佐藤千四
  流し目にこころが揺れる歳は過ぎ 柳谷益弘
  痛い目に遭ってはじめて知る世間 備瀬ちゃくし
秀3 コンタクトつけられた目はさぼれない 橋倉久美子
秀2 人の目を気にせず生きる行動派 穂のか
秀1 目の肥えた人には見せぬ自慢の絵 柳歩
軸  奥様はお目が高いにまた嵌まる 鈴木順子
寺部水川選
  アラフォーを満喫してる目の高さ 伊田網人
  目配せに気付かず背中あるばかり 濱山哲也
  目くじらを立てたらそっと横にする 柳谷益弘
  目の位置で違って見える幸せ度 春葉
  相愛の仲だから目で会話する 穂のか
  見た目とは違う意外とおしとやか 青砥たかこ
  先輩のいびり気にせぬ目の高さ 加藤吉一
  流し目にこころが揺れる歳は過ぎ 柳谷益弘
  人の目を気にせず生きる行動派 穂のか
  目線ちと変えれば要見えてくる なごみ
  目測を誤り自爆する野武士 閑雲
  たまに目がかすむ程度と里の母 きろく
  節穴じゃない母さんの据わった目 青砥たかこ
  あたたかい人だとわかる目の光り 柳歩
  妻が一番と今頃目が覚める 佐藤千四
  いやらしく見ていたいからサングラス 寺川弘一
  挨拶は先ずは目でして口でする 松谷大気
  真っ直ぐな目に会う 恋の予感して 柳 緑子
  目薬をさして目玉を叱咤する 橋倉久美子
  この僕を選んだ妻は目が高い 佐藤千四
  目を閉じてあげているのに鈍いヒト 橋倉久美子
秀3 目が合ってあと一切れが干乾びる なごみ
秀2 少年は海を見てきた目をしてる 東川和子
秀1 目を閉じるそしてドラマが始まるわ 東川和子
軸  疑っている目だたとえ笑顔でも 寺部水川
 
 
 

 

 


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