|
|
前月入選句発表 お題「 汗 」
|
鈴木順子選 |
| |
世直しへ無駄にはしない君の汗 |
高柳閑雲 |
| |
汗かいたお金無駄には使えない |
春葉 |
| |
知らん顔しても冷や汗隠せない |
宮川小太郎 |
| |
アルバイト望みへ汗は惜しまない |
なごみ |
| |
苦労した汗は見せない縁の下 |
備瀬ちゃくし |
| |
宅配で父の汗の香ひとめぼれ |
伊田網人 |
| |
体中シャツが張り付くボランティア |
よしひさ |
| |
大汗の割りに仕事が捗らぬ |
丹川 修 |
| |
働いた汗がビールを旨くする |
柳歩 |
| |
汗かけと汗をかかない人の指示 |
濱山哲也 |
| |
ランナーの汗の結晶新記録 |
春葉 |
| |
生命線まだまだ汗をかけと言う |
佐藤千四 |
| |
老刑事の汗が犯人追い詰める |
加藤吉一 |
| |
山頂の汗に満足握り飯 |
春葉 |
| |
汗を拭く姿も男らしい彼 |
青砥たかこ |
| |
グランドの汗にいつかは花が咲く |
備瀬ちゃくし |
| |
飛び散ればさわやかそうに見える汗 |
橋倉久美子 |
| |
父さんの苦労分かったアルバイト |
佐藤千四 |
| |
人知れず流した汗が報われる |
柳歩 |
| |
簡単に使えぬ汗を吸った札 |
青砥たかこ |
| |
亡父母の汗農機具に滲みている |
柳 緑子 |
| 秀3 |
冷や汗がシートベルトにしみている |
橋倉久美子 |
| 秀2 |
汗かいて得たものだけを信じよう |
柳 緑子 |
| 秀1 |
モヤモヤが消える程よい汗をかく |
さちこ |
| 軸 |
二枚目のシャツで現場の十三時 |
鈴木順子 |
| 寺部水川選 |
| |
老いてなお吹き出る汗に不安感 |
穂のか |
| |
生真面目で怒る時にも汗をかく |
寺川弘一 |
| |
体中シャツが張り付くボランティア |
よしひさ |
| |
汗かいてゆうべの酒を追い払う |
橋倉久美子 |
| |
世直しへ無駄にはしない君の汗 |
高柳閑雲 |
| |
曖昧な汗をかかないアスリート |
寺川弘一 |
| |
簡単に使えぬ汗を吸った札 |
青砥たかこ |
| |
働いた汗がビールを旨くする |
柳歩 |
| |
汗ばんだ肌に頬寄せ燃え上がる |
宮川小太郎 |
| |
飛び散ればさわやかそうに見える汗 |
橋倉久美子 |
| |
汗かけと汗をかかない人の指示 |
濱山哲也 |
| |
減量の汗は芯から搾り出す |
加藤吉一 |
| |
リベンジへ汗で涙を振り払う |
のりこ |
| |
冷や汗が今もはっきり50年 |
西の虎 |
| |
大粒の汗と一緒に拭く涙 |
さちこ |
| |
知らん顔しても冷や汗隠せない |
宮川小太郎 |
| |
汗かきで他人より目立つボランティア |
眞二 |
| |
また負けた汗のかき方少なくて |
西の虎 |
| |
大汗の割りに仕事が捗らぬ |
丹川 修 |
| |
冷や汗がシートベルトにしみている |
橋倉久美子 |
| |
生命線まだまだ汗をかけと言う |
佐藤千四 |
| 秀3 |
寝汗かく夢も相談できる医者 |
加藤吉一 |
| 秀2 |
モヤモヤが消える程よい汗をかく |
さちこ |
| 秀1 |
汗だよと古い台詞で拭く涙 |
青砥たかこ |
| 軸 |
汗かいたことは家では話さない |
寺部水川 |
|
|