目次30年3月号
巻頭言  「図書館と川柳誌」
すずか路
・小休止
・柳論自論
・人と句「小出順子さん」
・例会
・例会風景
・宿題選評
・インターネット句会
・没句転生
・アラレの小部屋
・前号「すずか路」散歩
誌上互選
・ポストイン
・エッセイ・その他
・大会案内
・編集後記

 


たかこ
柳歩整理
香林・竜鳳
柳歩
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柳歩
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巻頭言

「図書館と川柳誌」                                                                        

  先月の初め、大阪は大阪城の近くの図書館へ川柳のイベントに出かけた。いきさつなどは説明が長くなるので割愛する。新築したばかりの館内は広々としていて、日曜日の午後ということもあってか親子連れであふれかえっていた。棚は程よい高さで棚と棚の間はゆったりとした空間があった。

 図書館にはたくさんのスタッフが、きびきびと働いていた。奥の一室に三十名ほど入れる会議室があった。この部屋は随時いろんな催しが開催されているようだった。その日は「川柳を作ろう」がテーマで、二十名近くの中高年の男女が参加された。川柳のイベントは初めての試みだったらしい。
 途中で気がついたのだが、部屋の両脇に本が並べられる棚があった。その棚に、ずらりと川柳の本が並べられていたのだ。今日の為に図書館の職員さんたちが準備をされたのだった。
「古川柳」はもとより、田辺聖子の「道頓堀の雨に別れて以来なり」、時実新子の著書もほとんどあったのではないだろうか。借りて行きたい本も何冊かあった。

 その時思った。
 鈴鹿市の図書館には、川柳関係の読み物はほんの数冊が申し訳なさそうに並んでいるだけ。俳句や短歌にしても「詩歌」のコーナーに連ねて置かれているだけ。資料室に行けばあるのかも分からないが、気軽に手に取って借りて読めるものはない。鈴鹿どころか三重県で一番大きい津市の県立図書館でさえ、そうたいして変わらない。置いて欲しいと言う要望がないのか、置くスペースがないのか、聞いてみないと分からないが、これが普通だと思っていた。
 さすが大阪と言うしかないだろう。
 そして、最近図書館に行っていないことにも気がついた。読みたい本をじっくり探す時間も、また読む時間もなくなっていることにも。

読書って、読む薬だよね〜などとうそぶいていた日もあった。一考しなくては…。

                                        たかこ

 
すずか路より
被災地に愛でる主無き福寿草 佐藤千四
懐メロを聞くも歌うも高齢者 西野恵子
宅急便電車も止めて雪止まぬ 寺田香林
徘徊も散歩も刻む歩数計 瀬田明子
怖そうに見える「接骨院」の文字 西山竹里
力抜くコツを覚えぬまま老いる 日野 愿
馬だって走りたくないときがある 澁谷さくら
雪上を宇宙遊泳するジャンプ 神野優子
離れてもそっと見守る人がいる 上村夢香
酒あおる呻る仲間のいる限り 前田須美代
シェフの夢抱いて今夜も皿洗う 栗田竜鳳
国難といえる豪雪凍結路 佐藤近義
言うことを聞いてくれない足の指 岩谷佳菜子
埃では死なぬというがアレルギー 西垣こゆき
スーパームーンそれがどうした縮こまる 松岡ふみお
ひっくりかえっても金になれない雑兵だ 坂倉広美
一寸だけつけたマスクがまた溜まる 勝田五百子
はんてんを着て月食をちょっと見る 橋倉久美子
小麦粉と言い直されたメリケン粉 北田のりこ
梅香る伊勢路に雪を知らず春 河合恵美子
洗濯物がフリーズされる冬の朝 中川知子
コーラスが流れて朝のいい気分 落合文彦
「安倍政治を許さない」兜太も僕も 毎熊伊佐男
子が二人三月に一度くる電話 寺前みつる
好きだった菊を抱えて墓まいり 鈴木裕子
モルモットの気持他人には判るまい 長谷川健一
トンネルを抜けるその日に期待する 竹口みか子
点滴に生命託して冬を耐え 瓜生晴男
お日様にもお月様にも合わせる手 加藤吉一
ケンカして仲直りして夕御飯 安田聡子
オノマトペで言えば通じる一歳児 芦田敬子
ヘリコプターも株も時々落っこちる 圦山 繁
お人好し貧乏くじを引いている 千野 力
ゴディバには義理チョコなんか置いてない 西川幸子
いい顔を朝の鏡でチェックする 小川はつこ
採血で血の気の量も知りたいが 小出順子
頑張れを気にかけないであるがまま 川喜多正道
一寸の虫がボクだと知っている 柴田比呂志
復活へ子のコンサート無地に終え 竹内そのみ
絶妙なとこで笑いを取りに来る 樋口りゑ
渾身の汗はアスリートの気骨 眞島ともえ
もう少し頑張らなくちゃ孫五歳 加藤峰子
新年を沖で迎える移民船 福村まこと
柳友二人病んで重たくなる心 吉崎柳歩
近頃のポストはうなだれて見える 青砥たかこ
 
2月24日例会より
宿題「負ける」 吉崎柳歩 選と評
   慰めてくれた酒にも負けている 芦田敬子
   最後には自分に負けて手を上げる 上村夢香
 止  お隣に負けたっていい家族葬 加藤吉一
 軸  じゃんけんに負けて小遣い減らされる 吉崎柳歩
   
宿題 共選「医者」 竹口みか子 選
   ドクターの処方は要らぬほれ薬 小出順子
   話し好きの医者でいつでも待たされる 橋倉久美子
 止  休診日スポーツジムで会う主治医 吉崎柳歩
 軸  訪問医があり寝たきり介護味方得る 竹口みか子
宿題 共選「医者」 水野奈江子 選
   座らないうちに「老化」と決める医者 坂倉広美
   一合と医者の前では言っている 西山竹里
 止  名医かも知れぬカルテを這う蚯蚓 柴田比呂志
 軸  腕のいい外科医は笑顔だけ見せる 水野奈江子
宿題「自由吟」 橋倉久美子 選と評
   海苔炙ることはできないIH 圦山 繁
   スマホより手になじむのはメモとペン 澁谷さくら
 止  前払いしなくてもいい散髪屋 吉崎柳歩
 軸  切りすぎた髪伸びるのを待っている 橋倉久美子
席題「猫」 清記互選 高点句
10点  座っているだけが仕事の招き猫 圦山 繁
 7点  居眠りをしてはならない招き猫 橋倉久美子
   人を見て甘えの度合い変える猫 西川幸子
   この辺で猫と別れる通学路 坂倉広美
 6点  隣ではタマと呼ばれる家のミケ 千野 力
 5点  春眠の邪魔立てをする猫の恋 北田のりこ
   飼い主も猫もやっぱりヘビー級 吉崎柳歩
 
誌上互選より 高点句(一人5句投票)
前号開票『ほやほや』  応募94句
16点  ほやほやで訛が抜けぬバスガイド 岩谷佳菜子
 1 5点   卵とは言っても医者に違いない 西山竹里
 14点   ほやほやのうちはちやほやしてあげる 青砥たかこ
 13点    ほやほやのうちにしつけておく夫 橋倉久美子
 11点  ほやほやのうちは見えない雪景色 坂倉広美
    ほやほやの頃は輝く流行語 加藤吉一
 10点   ほやほやを過ぎるとしない膝枕 吉崎柳歩