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22年3月「待つ 」
22年2月「丁寧 」
22年1月「限界 」
21年12月「走る 」
21年11月「本気 」
21年10月「薬 」
21年9月「汗 」
21年8月「目 」
21年7月「避ける」
21年6月「軽い」

21年5月「手紙」
21年4月「華やか」
21年3月「きっちり」
21年2月「 ゆとり」
21年1月「 試す」
20年 12月「切替え」
20年 11月「力」
20年 10月「辞書」
20年 9月「客」
20年8月「住む」
20年7月「食べる」
20年6月「休む」
20年5月「野放し」
20年4月「取る」
20年3月「けち」
20年2月「けなす」
20年1月「鏡」
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前月入選句発表 お題「 桜 」

青砥たかこ選

  運のいい花びら春の海に出る 新家完司
  ひとひらも未練残さず散る桜 寺川弘一
  散り際の桜の嘘は許せそう 眞二
  余裕あれば桜と共に北の旅 穂のか
  花屋には売ってはいないのが桜 眞二
  強くなれ優しくなれと桜咲く さちこ
  乾杯が済むと花見はしていない 柳歩
  桜咲き裏でひそひそ金のこと なごみ
  吟醸酒でしょう桜と酌むのなら 橋倉久美子
  場所取りの新入社員いない年 柳谷益弘
  添え木され三百歳の桜咲く 東川和子
  雪洞がつくと寝る間のない桜 よしひさ
  さくら咲き貧しい村に人が来る 新家完司
  毛虫這う頃は素顔でいる桜 加藤吉一
  桜吹雪石の地蔵は男前 佐藤千四
  着飾って桜に勝っているつもり 水川
  サクラからブルーシートへありがとう 伊田網人
  桜待てツアーの予定変わらない 冨士田尚夫
  何度でも挑戦せよと咲くさくら 柳歩
  廃校にしかし毅然と山桜 佐藤千四
  お節介な桜情報困る宿 加藤吉一
秀3 散る覚悟できた順から咲く桜 備瀬ちゃくし
秀2 夜桜の通りを避けて通夜帰り 寺川弘一
秀1 だまされてみよう桜の下だから 松谷大気
 評   満開の桜の下ならなんだって許せそう。桜には人を酔わせる力がある。桜の特徴をうまく衝いたと思う。  
軸  桜散り店仕舞いするおだんご屋 青砥たかこ
吉崎柳歩選
  雪洞がつくと寝る間のない桜 よしひさ
  告白をせよと桜にせかされる 橋倉久美子
  輪の中に見知らぬ人もいる桜 濱山哲也
  生真面目に花を咲かせる山桜 まりえ
  桜吹雪浴びて闘志が湧いてくる 北田のりこ
  蕾から桜散るまで見る窓辺 さちこ
  花びらを掃いて馬鹿騒ぎが終わる 水川
  添え木され三百歳の桜咲く 東川和子
  あの日から桜哀しい花になる 備瀬ちゃくし
  風雪に耐えた桜が愛おしい 春葉
  毛虫這う頃は素顔でいる桜 加藤吉一
  着飾って桜に勝っているつもり 水川
  桜吹雪石の地蔵は男前 佐藤千四
  ひとひらも未練残さず散る桜 寺川弘一
  花の下みんな恋してしまいそう 青砥たかこ
  さくらさくら母も弾んで車椅子 佐藤千四
  拍手するところがズレているサクラ 濱山哲也
  強くなれ優しくなれと桜咲く さちこ
  だまされてみよう桜の下だから 松谷大気
  騒いではいるが孤独な花の下 水川
秀3 見納めのような気がする花吹雪 新家完司
秀2 散り際の桜の嘘は許せそう 眞二
秀1 散る覚悟できた順から咲く桜 備瀬ちゃくし
 評   花の命も人の命も短い。どうせはかなく散る命なら、覚悟を決めてひと花咲かせてから散ろう。  
乾杯が済むと花見はしていない 吉崎柳歩
 
 

どなたでも投句できます

今月のお題 「 弱い」

青砥たかこ・吉崎柳歩 共選
選者には作者名は伏せてあります

締切り:平成22年5月15日
                   午後8時厳守
発  表:平成22年5月20日 
                  

                                        ネット句会に投句され、誌友でない方には「川柳すずか」見本誌を差し上げます。
                    ホームページの「ご意見、ご感想」欄から、ご住所記載のうえ、お申し込みください。
      

 


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