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目次9月号 ・巻頭言 「 インタビュー」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論 ・リレー鑑賞 ・ひとくぎり ・例会 ・例会風景 ・没句転生 ・インターネット句会 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号印象吟散歩 ・誌上互選 ・ポストイン ・お便り拝受 ・編集後記
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たかこ 整理 柳歩 伴久・柳歩 近藤塚王 たかこ 柳歩 清水信 橋倉久美子 柳歩 |
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巻頭言 |
北京五輪が聖火リレーへの妨害や、テロへの懸念はあったが、なんとか無事に幕を閉じた。
今回は競技を終えたばかりの選手へのインタビューに興味が走った。
メダルを取った選手の言葉は、あとに続く人々の心に相当強く残るらしい。
「応援をしてくれたみんなのためにがんばった」は、やはり多く
マラソンは男女揃って棄権者が出た。五輪のため調整をして、出られなかったことは本人が一番悔しかっただろう。 たかこ |
すずか路より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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リレー鑑賞「すずか路を読む」 |
・肩書きがついてスーツを買いに行く 橋倉久美子
・ONとOFF境界線のない暮らし 鍋島 香雪
・有頂天という魔物から狙われる くのめぐみ ・ 台風の日もそれなりに楽しめる 鶴田美恵子
・ほととぎす姿見せねど夏は来ぬ 小嶋 征次
・かんばしくない予報ほどよく当たる 吉崎 柳歩 ではあるが、頑張ろう。おたがいに。 (名古屋番傘川柳会・名古屋市在住) |
8月23日(土)例会より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特別室 |
ななかまど(2)
ななかまどは漢字で「七竈」と書くバラ科の植物。七度かまどに入れて焼いても、焼き残るという硬い材質が有名。高級家具や細工物に適し、持続精神の強さと、堅固な創造力のたとえに使われる。が、その花は群生の小型白色で、果実は小さいながら落葉後も赤いまま輝いて残るので有名。
・雪の音妻でも母でもない刻に
「川柳は鳥である」 シミズ・シンのシンは英語で「THIN」(軽い)に通じる。重い暗い長い戦争時代に青春のすべてを失った世代として、自分は「軽さ」こそが、平和であり、反戦であり、創作だと信じているのである。 第6回鈴鹿市民川柳大会での記念スピーチで、自分は時実新子のことを話題にして、皆さんの顰蹙を買ったけれども、田辺聖子や小沢昭一と共に、時実も川柳の底辺を拡げた人として、自分は愛着し、その仕事を容認しているのである。
『望星』という雑誌がある。東海教育研究所という、お固い発行所から出ている月刊誌だが、「不良老人伝」という特集を何回も繰り返している反骨の編集である。永井荷風、竹中労、岡本太郎、植草甚一、今東光、今村昌平、前田俊彦ら不良人生が、その研究の対象となっている。
安藤まどか編、東海大学出版会発売の『時実新子のだから川柳』という近刊書よりも、自分は彼女の復刊『悪女の玉手箱』(実業之日本社、平成20年6月刊)を持って行った。元版は平成14年に出ている。
・舌端を朝日に向けて恥多し (文芸評論家)清水信 |
誌上互選より 高点句 | ||||||||||||||||||||||||
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