目次04年4月号
巻頭言 「市民川柳大会」
すずか路
・小休止
・川柳つれづれ
・人と句聴診器の…」
・例会
・例会風景
・没句転生
・アラレの小部屋
・前号「すずか路」散歩
誌上互選
・インターネット句会
・ポストイン
お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・編集後記

 


柳歩 
久美子・柳歩整理
秀斗・ゆかり
柳歩
たかこ

たかこ
柳歩
久美子
丹川 修さん 
柳歩









 
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巻頭言

「第18回鈴鹿市民川柳大会」

 平成15年6月に第1回鈴鹿市民川柳大会を開催して以来、3年前の17回大会まで、毎年、当然のように開催を続けてきた。鈴鹿川柳会の最大のイベントとして、会長以下総員の力を結集して準備を進めてきたものである。

 大会を主催する何処の川柳会も同じだろうが、自分たちの努力以外の要因で、大会の開催を見送らざるを得なくなることがあるとは、私も考えたことがなかった。 
 新型コロナの感染力は想像をはるかに超えるもので、一昨年、昨年と大会は中止、翌年に順延を余儀なくされた。第十八回の大会は足踏みを強いられたのである。

 そうした流れの中で、今年はどうするか決断を迫られる時期がやってきた。もう10回も大会会場として、全館貸し切りで利用させていただいた和風レストラン「東樽」は昨年閉店したため、新たな会場として結婚式場の「オーシャンテラス」を確保してあったが、あくまで以前の参加者数(懇親会も含めて)での条件である。
 3月26日の例会日に、開催の是非を相談するつもりだったが、20日の色紙展撤収後に、会長、会計ほか主な会員が顔を合わせる機会に恵まれた。
 その時点では、第6波のオミクロン株は三重県でも下降線にあり、うまくいけば6月には終息するのではと思われた。高齢者の3回目の接種も、ほぼ全員が終わっているだろう。             

 私は、個人的に「ネット参加」なら席題にも対応できるのでは、と考えていたのだが、スタッフの数も以前ほど確保できないだろうし、2年間の空白もある。無理は止めて席題は共選の一題にして、この機会に会場に足を運べない遠隔地の誌友、事情があって出席できない会員に限定して「欠席投句」を認めたらどうか、という提案があった。いいアイデアだった。HPのお陰もあって、誌友は全国に広がり、会員数の 2倍以上いる。彼らも渡りに舟だろう。  
 「オーシャンテラス」にも、この辺の事情を充分すぎるほど汲み取っていただいた。緊急事態宣言が発令されないかぎり、リアル(通常)大会を決行することにした。

                                                                                                                                                   柳歩 

 
すずか路より
コロナ禍の孤独老後に来たピンチ 加藤吉一
プーチンはオミクロンより恐ろしい 芦田敬子
どん底の底が分からぬから悩む 圦山 繁
昔より顔が大きくなってきた 小川はつこ
切れてない高級パンもたまに買う 西川幸子
うれしいな庭の隅にも花芽出る 水谷ちか子
インフルと風邪は病気じゃないみたい 小出順子
お駄賃のおつりが消えたキャッシュレス 藤村洋子
一行の詩が天秤に掛けられる 柴田比呂志
百歳の笑顔は皺が宝物 竹内そのみ
生きて来た証を残す一行詩 小林祥司
小銭使うために現金払いです 眞島ともえ
突然の春に体が目覚めない 加藤峰子
突然の訃報散歩が宙に浮く 福村まこと
年金の振り込まれ料取られそう 佐藤千四
ドライブ・マイ・カー読む楽しみをもう一度 瀬田明子
デモすれば連行されるロシアの子 満月庵
北京五輪人口雪がシロ過ぎる 寺井一也
飼い猫の診察券も持っている 西山竹里
眠るなよ風呂まで監視される酔い 岡ア美代子
速達にしたい封書が増えてくる 澁谷さくら
駆けっこも歳を感じる息遣い 玉木りょうこ
洗車後に大陸からの黄砂攻め 磯浜基十
日帰りの手術帰って家事をする 神野優子
意気地無しでした私の股関節 前田須美代
老い二人今日もこの世で朝が来た 坂 茜雲
春の香をマスクずらして深呼吸 大川里子
大相撲拍手だけでは物足りぬ 岩谷佳菜子
脳に効くと言われ鯖缶箱で買う 西垣こゆき
寝食を忘れられずに生きている 松岡ふみお
石段を見上げ決断まだつかぬ 坂倉広美
マッチ棒出番ここだけ墓参り 竹島 晃
軽トラで土も肥料も届く庭 勝田五百子
怒ってはいませんめんどくさいだけ 橋倉久美子
旧姓で呼ばれしばらく気が付かず 北田のりこ
庭の花わたしの鼻を撫でていく 中川知子
おうち時間ワイングラスは似合わない 河合恵美子
ほどこうとすればするほど絡み合う 落合文彦
一盛りにされてスクラム組んでいる 竹尾佳代子
プーチンとコロナ・地震がニュース種 毎熊伊佐男
たまに来て「いつものやつ」と言われても 戴 けいこ
遅々として令和の時計進まない 河内秀斗
呆然と過去を見つめている空き家 村井一朗
肌よりも入念になる歯の手入れ 西岡ゆかり
分度器のような朝日が今昇る 奥田悦生
磨かれた所作だ笑顔が美しい 山口龍一
とり直しに一層拍手わく相撲 鈴木裕子
土筆取りひ孫と土堤で春うらら 瓜生晴男
髪を切りちょっとウキウキする職場 竹口みか子
格言のおおむね当て嵌まるこの世 吉崎柳歩
ひととおりがん検診をクリアする 青砥たかこ
 

整理・柳歩

令和4年3月26日(土) 出席者11名欠席投句34名より

宿題「残る」 𠮷崎柳歩 選と評
   神様が残って地球儀を回す 坂倉広美 
   天国の息子に残る悔いばかり 草山節子
 止  残ったらあげるが期待せぬように 北田のりこ
 軸  アルバムの中に残っている美貌 𠮷崎柳歩
宿題 共選「期待」 小川はつこ 選
   傷口に少し期待のメンソーレ 磯浜基十
   ミカン置きメジロの期待裏切らぬ 小出順子
 止  期待などしない飛んでけシャボン玉 平尾定昭
 軸  サプライズ期待している誕生日 小川はつこ
宿題 共選「期待」 毎熊伊佐男 選
   「知らない土地へ行ってみたい」と旅支度 坂倉広美
   期待だけさせてするりと逃げた恋 渋谷さくら
 止  春というだけで期待をしてしまう 橋倉久美子
 軸  清浄な水よ空気よ愛情よ 毎熊伊佐男
宿題「自由吟」 青砥たかこ 選と評
   締切がないので片付かぬ用事 北田のりこ
   ガソリン代が高騰しても乗る車 𠮷崎柳歩
   サザエさん一家に不要お仏壇 小出順子
   表紙絵へ桜の開花待っている 青砥たかこ 
席題「続く」
 7点  トンネルがまだまだ続くオミクロン  𠮷崎柳歩
 5点  代々の墓をたやすく仕舞えない 青砥たかこ
 4点  先頭が転ぶと止まる鼓笛隊 𠮷崎柳歩
   原発と一緒に続く不安感 河内秀斗
   自宅から参加で続くのど自慢 小川はつこ
   続けるか心が動く白髪染め 岩谷佳菜子
   この続き見たけりゃお金掛かります 芦田敬子
誌上互選より 高点句(一人5句投票)
前号開票 『噛む・咬む』  応募114句
  23点  アメリカに咬み付くことはない日本 圦山 繁 
  10点   噛みしめてようやく消化した言葉 渋谷さくら
   9点  ツッコミと噛み合うようにボケる芸 西山竹里
    言い訳は噛めば噛むほど嘘の味 濱山哲也
   8点  とろとろになるまで噛むと喜ぶ胃 鈴木裕子
      噛み合わぬところもあって良い夫婦 大川里子
      飼い犬に咬まれたようなクーデター 加藤吉一
       噛みついてしまう気持ちは逆なのに 戴 けいこ