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目次25年12月号 ・巻頭言 「 鬼平犯科帳 」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論 ・没句転生 ・川柳・人と句「 天根夢草さん」 ・例会 ・例会風景 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号「すずか路」散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・ポストイン ・あしあと・その他 ・大会案内 ・編集後記 |
柳歩 柳歩整理 柳歩 柳歩 たかこ 清水 信さん 久美子 鈴木順子さん たかこ |
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巻頭言 | |
「鬼平犯科帳」
最近、昼のテレビ時代劇『鬼平犯科帳』に嵌っている。原作は池波正太郎の同名の時代小説で、主演は二代目中村吉右衛門である。 |
すずか路より |
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川柳 人と句22「天根夢草さん」 たかこ |
トランプの五十三枚同じ裏 論点が変わってもいい口喧嘩
手紙書くどんどんわいてくることば 日本国ときちんと書いてある硬貨 |
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特別室 |
狼の群れ 清水 信 川柳への傾斜、というラインで、近刊の短詩型文学誌の感想を書く。
『狼(ろう)』39号は、能美市に発行所がある俳句の同人雑誌である。創刊より13年を経過しての39号であって、年3回刊ということになる。福井、高岡、金沢、小松、近江八幡などに住む9人の同人から成る。
それよりも、次の二句が面白い。
更に同人たちの近作を引く。
油木麻容子 みな夫々「いい線」を行っているように思う。特集は「名画を詠む」で、夫々好みの名画を題材にして、作品を書いている。上村松園、東山魁夷、北斎などに交って、ホセ・グワダルーベ・ポサダの「死者の日の骸骨の自転車」という骸骨の絵を選んでいる人がいて、救われる思いがする。
岡村知昭 同人相互評では、「ほんとうは泳げないのですかたつむり」(中内亮玄)について、「ひらがな表記が好もしい。やんわりと心に沁み、程良い響きだ」と評しているが(関戸美智子)一寸疑問。しかし「ギモンを残しつつ、余韻にひっぱられたのだから。中八は気にならぬ」と書かれると、そんなものかなと思う。 句会は常に、一句を採った者は弁護側に、他は検事役に回っての争論の由。 ▼能美市寺井町ほ・47 大沢輝一 (文芸評論家) |
誌上互選より 高点句(一人5句投票) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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