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07年4月「明るい」
07年3月「貼る」
07年2月「洗う」
07年1月「罪」
6年12月「磨く」
6年11月「切る」
6年10月「零す・溢す」
06年9月「曲がる・曲げる」
06年8月「濁る」
06年7月「距離」
06年6月「さばさば」
06年5月「器用」
06年4月「はらはら」
06年3月「腹」
06年2月「譲る」
06年1月「調べる」
05年12月「再会」
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05年10月「妥協」

05年9月「走る」
05年8月「油断」
05年7月「氷」
05年6月「守る」
05年5月「ビール」
05年4月「試す」
05年3月「埃」
05年2月「遠い
05年1月「座る」
04年12月「すべて」
04年11月「二重」
04年10月「○○論」
04年9月「点火」
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04年4月「瞬間」
04年3月「避ける」
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04年1月「失敗」
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03年7月「魔」
03年6月「弱い」
03年5月「オフ」
03年4月「動く」
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03年2月「ゼリー」

03年1月「許す」
02年12月「波」
02年11月「齧る」

02年10月「乱」
02年9月「米(こめ)」
02年8月「カード」
02年7月「拾う」

02年6月「写真」
02年5月「休む」

02年4月「痛い」
02年3月「春」
02年2月「のんびり」
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01年12月「畑」
01年11月「包む」   
01年10月「指
01年9月「ヒント
01年8月「膨らむ」
01年7月「キープ」
01年6月「眩しい」
01年5月「縛る」
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31年3月「しつこい」
31年2月「話」
31年1月「粘る」
30年12月「締まる」
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30年10月「吹く」
30年9月「覗く」
30年8月「夏休み」
30年7月「試合」
30年6月「響」
30年5月「五分五分」
30年4月「夢」
30年3月「荒れる」
30年2月「飛行機」
30年1月「名人」
29年12月「まじめ」
29年11月「みかん」
29年10月「読む」
29年9月「豆腐」
29年8月「壁」
29年7月「焼く・焼ける」
29年6月「さっぱり」
29年5月「負ける」
29年4月「普通」

29年3月「黄」
29年2月「引く」
29年1月「質問」
 
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前月入選句発表 お題「傘」応募284句144人
 




































 

竹内ゆみこ選(入選39
句)          
印は両方の選者から入選した句 
 
   御陽気に参りましょうとジャンプ傘 あすか行人
   私よりジャンプの下手なジャンプ傘 安井紀代子
  *病んでいる地球丸ごと傘がいる 陽香
   雨止んでゴルフクラブに化ける傘 竹中正幸
   晴れた日の雨傘のよう隅に居る 新家完司
   日に雨に風に揺るがぬ妻の傘 ならひと
   言葉尻大きな傘にたたみ込む 佐藤ちなみ
  *傘立ての傘はいつでも無表情 柴田比呂志
   傘になる人と歩いた五十年 高浜 広川
   歳月に深く寄り添う傘に入る 佐藤ちなみ
   傘ひらく中はわたしのテリトリー 章令
   塩っぱいな別れた傘に降る雨は 深谷江利子
   逢って来た傘の雫が振り切れぬ  風間 なごみ
  *傘借りて傘を返して恋ひとつ なるほどマン
   納得ができた証か傘畳む 高浜 広川
   雨の日もブランド傘はお留守番 安井紀代子
   スーパーに持って行かないモネの傘 こみち
  *あちこちに道草をして帰る傘 木村行吉
  *傘立てのもう開かない黒い傘 田地尚子
   生き延びるために使っている日傘 西山竹里
  *相合傘雨はとっくに止んでいる おさ虫
  *相合傘このままずっとこぬか雨 小野教彦
   健さんになれずビニール傘を買う 八木 五十八
  *もう一度逢いたい人に貸した傘 奈良朱雀
   開くまで分からぬ折れた傘の骨 糀谷和郎
   日本の意思で畳めぬ核の傘 戴 けいこ
  *トランプが値上げしてきた核の傘 優輝
   涙なら傘が隠してくれました 宇都満知子
  *リストラの風雨に差せる傘が無い 闘苦朗
  *一本の傘が優しい駅になる むらたゆきお
   破れ傘少子長寿を守れない むらたゆきお
   網棚の傘は何処まで行ったやら 伊田 網人
  *傘がない 行かねばならぬとこもない 杉 力
   人柄を偲ぶ焼香傘の列 けい
   右肩が濡れなくなった傘ひとり 大澤 葵
   エイヤッと亡夫の傘を捨てました 村上佳津代
秀3 傘さした人が人間なのですか 尾崎良仁
秀2*青春のビニール傘は折れやすい よーこ
秀1 童謡を連れて小さな傘が来る あすか行人

評        『あめふり』のような童謡とともに、傘をさした子どもが楽しげにやって
      来る姿が想像できて、なんともかわいらしい句だと思いました

    迷ってばかり傘を閉じたりひらいたり 竹内ゆみこ








































 

 

田沢恒坊選(入選39句)
 

  *相合傘このままずっとこぬか雨 小野教彦
   忘れもの傘は天下のまわりもの 石川柳寿
   「おはいり」と言われた傘で触れる肩 ぱせり
   大雨に傘も悲鳴を上げている 大木雅彦
   貸したまま返ってこない赤い傘 真田 義子
  *リストラの風雨に差せる傘が無い 闘苦朗
   傘開き過ぎた松茸お買い得 北田のりこ
   朝顔の蕾のように傘閉じる ムギ
   傘の要らない距離を送ってくれる彼 大島ともこ
   傘とじてチャンバラをするランドセル 鈴木かつえ
   玄関に傘ひとつ分水たまり 笹田 しま
   飲み会は安いビニール傘で行く 荘子 隆
  *傘立ての傘はいつでも無表情 柴田比呂志
   狭い路地かしげる傘の思いやり 川越 洪太郎
  *傘がない 行かねばならぬとこもない 杉 力
   悔しくて悲しくて傘持たず濡れ かきくけ子
   土砂降りへ傘を持たずに手をつなぐ よもやま話
   登校の傘が触れ合う歩道橋 芦田敬子
   寄り道をせずに帰れと迎え傘 小林祥司
   梅雨入りを待ちわびている赤い傘 瀬田明子
   ビニ傘を置き去りにする雨上がり 老人生
   雨止んだ途端に傘が手に余る 森清泰範
   暴風雨をビニール傘で迎え撃つ 圦山繁
   折り畳みだから杖にはならぬ傘 甲斐良一
  *青春のビニール傘は折れやすい よーこ
   予報士を信じて邪魔になった傘 たごまる子
  *傘借りて傘を返して恋ひとつ なるほどマン
  *もう一度逢いたい人に貸した傘 奈良朱雀
   百均の傘は絶対忘れない ムギ
   杖代わりに傘を散歩に連れている 青砥たかこ
  *傘立てのもう開かない黒い傘 田地尚子
  *一本の傘が優しい駅になる むらたゆきお
  *あちこちに道草をして帰る傘 木村行吉
  *トランプが値上げしてきた核の傘 優輝
   ピカチューの傘も坂道下りていく 東川和子
   コンビニの傘が一番手になじむ 大木雅彦
秀3*病んでいる地球丸ごと傘がいる 陽香
秀2 ニッポンの矛盾は核の傘にいる なるほどマン
秀1*相合傘雨はとっくに止んでいる おさ虫

評        相合い傘の句が二十数句、約一割を占めた。想がぶつかり合ったが
    「雨が止んでも傘を差している」図はとてもユニーク。微笑ましかった。

    ずぶ濡れになっても君に傘を差す   田沢恒坊

  


 

今月のお題 「 声 」

竹内ゆみこ・田沢恒坊 共選
選者には作者名は伏せてあります(順不同)

締切:令和7年7月15日
                午後8時厳守(以後無効)
 発表:令和7年7月20日 

川柳では「分かち書き」はしません
意図的に「切れ」を入れる場合は別ですが、川柳では17音を「空き」を入れずに表記します。
投句される場合も5・7・5毎に空白を入れず、下記のように詰めて書いて下さい。

<分かち書き>  恋人の 膝は檸檬の まるさかな 
<正しい表記>    恋人の膝は檸檬のまるさかな
   
 

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