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目次26年4月号 ・巻頭言 「 隣の子」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論 ・川柳・人と句「 坂倉広美さん」 ・例会 ・例会風景 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号「すずか路」散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・没句転生 ・ポストイン ・お便り拝受・その他 ・大会案内 ・編集後記 |
柳歩 柳歩整理 柳歩 たかこ 清水 信さん 久美子 寺前みつるさん 柳歩 たかこ |
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巻頭言 | |
「隣の子」
先日、車で外出先から帰ってきたら、隣家の駐車場から通りに出ようとしてモタモタしている車に通せんぼされた。奥さんの軽自動車で、後部に若葉マークが貼ってある。運転しているのは若い男の子。長男のY君なのだろう。しばらく見守っていたが、こちらの車には気づかずに行ってしまった。 |
すずか路より |
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川柳 人と句26「坂倉広美さん」 たかこ |
絆とは同じ病気を語り合う
蹴ろうかと思う僕をイジメた奴の墓
優先順位はやっぱり妻のほうになる 焦りからだんだん長くするタクト |
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特別室 |
作家・青砥たかこ論(2) 清水 信
私は小説マニアでもないし、文芸における小説優位説にも同調しない。
自分が出版屋だったら、青砥たかこの小説集(10編収録)と共に、彼女のエッセイ集を出してやりたい。
前号で四日市文芸賞の選考委員の評言を一部紹介したが、梅山憲三委員は、文学作品には「読者への心遣い」が必要だし、そのためには言葉の優しさや美しさを確実にとらえることが求められるだろうと書いている。
小説を成す底流の思想は、あくまでも「冒険」であるように、「俳句」は流浪、「川柳」は風刺であるだろう。
震災後の「絆」の乱発。 とりわけ「特定秘密法」の政権による強行採決――こういう事に鈍感な対応をするようでは、文学は出来ない。 (文芸評論家) |
誌上互選より 高点句(一人5句投票) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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