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目次27年6月号 ・巻頭言 「 隣の句会」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論「17音と川柳」 ・没句転生 ・川柳・人と句「 三村 舞さん」 ・例会 ・例会風景 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号「すずか路」散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・ポストイン ・エッセイ・あしあと ・大会案内 ・編集後記 |
たかこ 柳歩整理 柳歩 柳歩 たかこ 清水 信さん 久美子 東川和子さん たかこ |
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巻頭言 | |
「隣の句会」
俳句と川柳は、ともに十七音の文芸であるが、俳句の例会はどのように運営されているのであろうか? 「隣の句会」に興味があったので、図書館、ネットなどで調べてみた。
A清記 幹事は集まった句箋を裏返したままシャッフルし、出句と同数(五句なら五句)を各自に配り、各自はそ れを清記用紙(一枚)に書き写す。清記用紙には連番を振る。これで清記された句の作者は分からなくなる。 柳歩 |
すずか路より |
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川柳 人と句40「三村 舞さん」 たかこ |
トンネルに必ずついている出口
ロボットは手を振らないと歩けない 梅干を口移ししたことがある 私らしく生きよう五十九の決意 |
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特別室 |
商業主義批判 清水 信
生涯、新聞、雑誌(とりわけ同人雑誌)を偏愛してきたので、それらに信頼を失うような状態になることには、耐えられない思いがする。
それに加え、法規の節度や、言論の抑制を先行させようとする、ある種の勢力が暴威をふるい始めると、とどまることを知らぬ時流となり、国家総動員法のまかり通った時代になる。同人雑誌など、またたく間に迎合体質になってしまう。
『川柳塔』の1050号を見ると、「第20回川柳塔まつり」の特集号で、その会での記念講演をしている木津川計の「文化人とは誰を言うのか」の速記が掲載されていて、仲々の硬骨漢ぶりに感心した。
編集後記に「地域の軋みが聴こえる日々」とあるが、「人類の軋み」や「言論の軋み」も聴える時代である。
「柳多留250年」と銘打った『川柳マガジン』164号も、編集部から送ってもらった。第6回川柳文学賞を得た「第三の男」の阪本高士の人と文学の在り様を特集している。 (文芸評論家) |
誌上互選より 高点句(一人5句投票) | |||||||||||||||||||||||||||
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