目次07年2月号

表紙裏(川柳展望年全国大会)
巻頭言大銀杏    柳歩  
すずか路
       久美子・柳歩整理 
・小休止      龍一・久美子
・川柳つれづれ     けいこ
・人と句 「帰一」を読んで
                たかこ
・例会
・例会風景       たかこ 
・没句転生      柳歩
・アラレの小部屋  久美子     
・前号「すずか路」散歩
         田辺与志魚さん
誌上互選
・インターネット句会
・ポストイン
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・編集後記
 

   

 

 











 
 

バックナンバー

25年12月(240号)   29年12月288号)   03年12月336号)
25年11月(239号)    29年11月287号)   03年11月(335号)
25年10月(238号)   29年10月286号)   03年10月(334号)
25年 9月(237号)  29年 9月285号)   03年09月(333号)
25年 8月(236号)    29年 8月284号)  03年08月(332号)
25年 7月(235号)  29年 7月283号)  03年07月(331号)
25年 6月(234号)    29年 6月282号)   03年06月(330号)
25年 5月(233号)    29年 5月281号)   03年05月
(329号)
25年 4月(232号)    29年 4月280号)   03年04月(328号)
25年 3月(231号)    29年 3月279号)   03年03月(327号)
25年 2月(230号)   29年 2月278号)
   03年02月(326号) 
25年 1月(229号)    29年 1月277号)   03年01月(325号)  07年 1月(373号)
24年12月(228号)   28年12月276号)   02年12月(324号)  06年12月(372号)
24年11月(227号)  28年11月275号)   02年11月(323号)  06年11月(371号)
24年10月(226号)  28年10月274号)   02年10月(322号)  06年10月(370号)
24年 9月(225号)   28年 9月273号)   02年09月(321号)  06年 9月(369号)
24年 8月(224号)   28年 8月272号)   02年08月(320号)  06年 8月(368号)
24年 7月(223号)   28年 7月271号)   02年07月(319号)  06年 7月(367号)
24年 6月(222号)   28年 6月270号)   02年06月(318号)  06年 6月(366号)  
24年 5月(221号)   28年 5月269号)   02年05月(317号) (5月号は掲載漏れです) 
24年 4月(220号)   28年 4月268号)   02年04月(316号)  06年 4月(364号)
24年 3月(219号)  28年 3月267号)   02年03月(315号)  06年 3月(363号)
24年 2月(218号)  28年 2月266号)   02年02月(314号)  06年 2月(362号)  
24年 1月(217号)  28年 1月265号)  02年01月
(313号)  06年 1月(361号) 
23年12月(216号)   27年12月264号)  01年12月(312号)  05年12月(360号) 
23年11月(215号)   27年11月(263号)  01年11月(311号)  05年11月(359号) 
23年10月(214号)
  27年10月(262号)  01年10月310号)   05年10月(358号) 
23年 9月(213号)
 27年 9月(261号)  01年09月309号)   05年  9月(357号) 
23年 8月(212号)  27年 8月(260号)  01年08月308号)   05年  8月(356号) 
23年 7月(211号)
  27年 7月(259号)  01年07月307号)   05年  7月(355号) 
23年 6月(210号)
  27年 6月(258号)  01年06月306号)   05年  6月(354号) 
23年 5月(209号)
  27年 5月(257号)  01年05月305号)   05年  5月(353号) 
23年 4月(208号)
  27年 4月(256号)  31年04月304号)   05年  4月(352号)
23年 3月(207号) 
27年 3月(255号)  31年03月303号)   05年  3月(351号)
23年 2月(206号)
  27年 2月(254号)  31年02月302号)   05年  2月(350号)
23年 1月(205号)
 27年 1月(253号)  31年01月301号)   05年  1月(349号)
22年12月(204号)
  26年12月(252号)  30年12月300号)   04年12月(348号)
22年11月(203号)
  26年11月(251号)  30年11月299号)   04年11月(347号)
22年10月(202号) 
26年10月(250号)  30年10月298号)   04年10月(346号)
22年 9月(201号)
 26年 9月(249号)  30年 9月297号)   04年 9月(345号)
22年 8月(200号)
 26年 8月(248号)  30年 8月296号)   04年 8月344号) 
22年 7月(199号) 
26年 7月(247号)  30年 7月295号)   04年 7月343号)
22年 6月(198号)
  26年 6月(246号)  30年 6月294号)   04年 6月342号)
22年 5月(197号)
  26年 5月(245号)  30年 5月293号)   04年 5月341号)
22年 4月(196号)
  26年 4月(244号)  30年 4月292号)   04年 4月340号)
22年 3月(195号) 
26年 3月(243号)  30年 3月291号)   04年 3月339号)
22年 2月(194号)
  26年 2月(242号)  30年 2月290号)   04年 2月338号)
22年 1月(193号)
 26年 1月(241号)  30年 1月289号)   04年 1月337号)

                         
以前のバックナンバー
巻頭言

大銀杏

  大相撲初場所は、琴櫻の予想外の不振にがっかりさせられたが、巴戦による優勝決定戦になるなど、それなりに盛り上がった。個人的には大鵬の孫である王鵬に優勝してほしかったが、さすがに豊昇龍が大関の貫禄を見せて優勝した。
 まだまだ横綱になれる実力はないように思われるが、興業やパリ公演などの都合もあって、相撲協会は横綱に昇進させたのであろう。

  大の里は、学生やアマチュアの横綱になるなど注目された大器で、実績で幕下十枚目に付け出しされたので、まだ大銀杏が結えないうちに優勝して大関になってしまった。初場所は大銀杏を結って初めての本場所であった。その名の通り身長も体重も申し分ない逸材ではあるが、まだ取り口には甘いところもあり、王鵬や豊昇龍にも破れ、十勝五敗に終わった。

  一月の例会の共選題は「添える」であった。「料理に添える」「手紙に添える」「花を添える」「手を添える」などが直ぐに浮かんできたが、ここで「添え物」も「添え木」も「添える」を満足することに気付いた。そして思いついた一句が、
    添え物と呼んではならぬ大銀杏  であった。
  力士の大銀杏は十両以上の関取に許された髪型で、幕下以下の間はいわゆる丁髷である。大銀杏は確かに艶やかで立派であるが、肝心な勝負に必要なものではない。坊主頭であれば髷に指が引っかかることもないだろう。大の里が丁髷のままで優勝したり大関になったように、実力にも関係ないのだ。かといって、「単なる飾り」として廃止するわけにはいかない。行司さんの衣装や土俵入りもそうだが、これらは相撲という伝統文化の象徴であって、力士が頭に乗っける「不要な添え物」と、決して断じてはならないものなのである。

 ということで、大銀杏を「添え物と呼んではならぬ」としてユーモア句に仕立てたつもりだったのだが、結果は共選の両選者から没であった。「大銀杏」が力士の髪型であることがすぐには読み取れなかったのだろう。私が相撲好きということもあったが、初場所も千秋楽を翌日に控えて、いわゆる「大きな銀杏の木」ではなく、力士の髪型であることには、容易に気付いてもらえるだろうと思った私が軽率であった。 
 白子教室のマトメなどに際しては、適切な語彙を一所懸命に探すのであるが、自分の句には安直であったと反省している。
     添え物に非ず力士の大銀杏   柳歩
                                                                                                                                      柳歩 
                                             

 
すずか路より
青信号気持ち急げど老いの足 小林祥司
大寒に汗かくほどのウォーキング 眞島ともえ
駅伝で明ける新年三ケ日 小野教彦
ライフルのように掃除機捧げ持つ 樋口りゑ
外出が減っておやつが日に四度 加藤峰子
民意得た大統領の怪気炎 福村まこと
キリストの暦でご来光を待つ 田沢恒坊
雪こんこん軽トラストアまだ来ない 佐藤千四
突然に訃報飛び込む松の内 瀬田明子
値下がりをキャベツ料理が待ちきれず 満月庵
言い過ぎた悔いがビールを苦くする 寺井一也
答え見ても解けない灘中の入試 西山竹里
晩酌は日々の欠かせぬケアタイム 澁谷さくら
インフルかコロナか風邪かわからない 玉木りょうこ
愛犬の葬送料はキログラム 磯浜基十
べらぼうめ米も電気も2倍だぞ 神野優子
何も無い平和だったと書く日記 前田須美代
きき酒に口元ゆるむ蔵めぐり 大川里子
夜が明けぬうちに本音を書いておく 坂倉広美
退職し賀詞交換の役終える 竹島 晃
大切にしよう一人でいる時間 橋倉久美子
お正月体重増がお年玉 北田のりこ
冷凍メニューの売り場にいつか慣らされる 河合恵美子
真実とデマがネットで絡み合う 中川知子
頑張った自分を誉める大晦日 落合文彦
人のためつく嘘やからまあええか 毎熊伊佐男
コンセントから受け取っている電気 戴 けいこ
月命日君にふれられないなんて 河内秀斗
現実になればいいねと笑う夢 村井一朗
天井に向かいつまらぬ愚痴を言う 西岡ゆかり
同心円真ん中辺が私です 山口龍一
お正月孫とひ孫が揃い踏み 瓜生晴男
どの議員も見て見ぬ振りの荒れ農地 加藤吉一
助手席の買い物カゴにベルトする 芦田敬子
栄一か梅子か迷うお年玉 圦山 繁
星条旗の顔をうかがう日章旗 小川はつこ
年初め足は痛いし風邪引くし 水谷ちか子
寝る気配察した犬に絡まれる 竹口みかこ
ニワトリも時どきしてる朝寝坊 小出順子
取説はいけず霞んだ文字ばかり 柴田比呂志
願わくばあなた送って逝くつもり 竹内そのみ
忠実な部下パソコンも目覚ましも 𠮷崎柳歩
エコバッグ売るほどあって持ち忘れ 青砥たかこ
 

整理・柳歩

1月25日(土)例会より  出席者1 4名 欠席投句24名 38名より
宿題「隙き間」 𠮷崎柳歩 選
  ゴキブリ団子置くためにある隙間 橋倉久美子
  隙間なく詰めて不便な冷蔵庫 満月庵
  隙間からだって覗けば見える富士 戴 けいこ
 軸 これも老化で歯間ブラシが太くなる 𠮷崎柳歩
宿題「添える」(共選) 芦田敬子 選
  追伸にちょっぴり添えてある本音 西山竹里
  賑やかな墓だ造花が添えてある 小川はつこ
 止 添え物で終わるつもりはないキャベツ 西岡ゆかり
 軸 仮病には咳まで添える電話口 芦田敬子
宿題「添える」(共選) 樋口りゑ 選
  漬物を添えると怒るコシヒカリ 河内秀斗
  仮病には咳まで添える電話口 芦田敬子
 止 洋食にお箸も添えるおもてなし 小川はつこ
 軸 クリームソーダに赤いチェリーはお約束 樋口りゑ
宿題「自由吟」 青砥たかこ選
  新年を知らずゴミ出し待つカラス 戴 けいこ
  添削のしすぎ文章鮮度落ち 北田のりこ
 止 郵便局に何泊するかこの手紙 兼平 栄
 軸 兄弟の絆深めた家族葬 青砥たかこ
席題 折り句「つ・く・え」 清記互選(一人5句投票)
 8点 つまらない苦情も乗せた営業車 樋口りゑ
 7点 つくしんぼ草むらでまだ遠慮がち 小川はつこ
 6点 つつましい暮らしの中の恵方巻 毎熊伊佐男
 5点 通信簿釘付けになるA評価 中川知子
  追突で苦しんでいるエアバッグ 芦田敬子
  誌上互選より 高点句(一人5句投票)
 
前号開票 『場所』応募104句
  17点  誰かひとり捨てるとゴミが溜まる場所 樋口りゑ
  13点   場所柄をわきまえず鳴る腹の虫 瀬田明子
     それとなく探す二人になれる場所 𠮷崎柳歩
  11点   いつもの人といつもの場所ですれ違う 神野優子
  9点  帰る場所あるが無いのは行く所 松長一歩
        邪魔になる場所に置かれるバリケード 西山竹里