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目次07年10月号

巻頭言 「見方変えたら」
                          
たかこ  
すずか路
       久美子・柳歩整理 
・小休止    晃 ・りょう
・柳論自論          柳歩
・川柳つれづれ けいこ
・人と句「ハワイの島の寺
       めぐりA」
から たかこ            
・例会
・例会風景      たかこ 
・没句転生     柳歩
アラレの小部屋  久美子     
前号「すずか路」散歩
    小林信二郎さん
誌上互選
・インターネット句会
・ポストイン
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・編集後記
 

   

 

 











 
 

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巻頭言

見方変えたら

   句会にお客様が来てくださると、会が賑わってうれしい。
毎月欠席投句をしてくださっている誌友の方の来会は、欠席投句の扱いを知っていただけることだけでも意義があると言える。 最近、柳歩さんが鈴鹿のホームページの掲示板に書かれていた「欠席投句の在り方」は、私も共感していたことなので、抜粋させていただく。

  『昨日の例会では、私の方にネットの添付で事前に投句された方が18人(私を含む)、たかこさんの方に手書きなどで届けられた例会欠席者と当日例会出席者の句箋 が19人分と、ほぼ同数でした。合計37人の投句用紙をランダムに並べ替え氏名部分をカットして名簿を作成、句箋を選者別に切り分けました。選者には誰の句かさっぱり分からないよう工夫しているのです。 レベルの高い欠席投句者の句箋に揉まれて出席者の句もレベルが上がってきました。鈴鹿川柳会の選句はかなりの「厳選」だと言えるでしょう』

  披講をしていくと、欠席投句の人ばかりで、いたたまれなくなることがある。久美子さんも、「あ、まただ、申し訳ないです」と出席者に向かって呟く、その気持ちがとてもよく解る。
  だが、大相撲を例にすれば同じ土俵に上がったら、番付、体重の差を乗り越えて戦わなくてはならないのと同じだと言える。 「欠席投句の人ばかり採ってごめんなさい」は、欠席投句の人にも、また出席者にもおかしな言い訳かも知れない。

  欠席投句の人に負けないで、もっといい句を作ってね、の思いももちろん込められていることをきっと分かってもえらえているだろう。
  かなり以前のことだが、ある柳社に欠席投句をしていた。欠席投句は毎月ほんの申し訳程度に数句並べられていた。別枠にされていたのだろう。そこの柳社にはそこのやり方があって、遡って文句を言うつもりはないが、続けようと思わなかったことが思い出される。
                                                                                                                  たかこ
 

 
すずか路より
朝晩が涼しくなったのに不調 竹口みかこ
飲んだのかわからぬ薬一度抜く 西川幸子
食道炎しばらく粥で生き延びる 草山節子
風鈴は風の合間に一休み 小出順子
思いっ切り羽目を外して若返る 柴田比呂志
年下の訃報が届く敬老日 竹内そのみ
腹いっぱい食べてのんびり観る鵜飼 小林祥司
料理好きらしい男が見るスマホ 眞島ともえ
麻生さん出てきて古い自民党 小野教彦
猫相手にも使います丁寧語 樋口りゑ
敬老会デビューの私まだ若手 加藤峰子
関税にアメリカ嫌い増すカナダ 福村まこと
ビタミンDを捕球するため散歩する 田沢恒坊
思い出が次第に褪せていく空き家 瀬田明子
アーバンベア人からカメラ向けられる ささきのりこ
AIに先を越される思考力 門脇千代子
念のためコピーをしては増やすゴミ 満月庵
長老に皆あいさつし立候補 寺井一也
病人の話し相手になれる雲 西山竹里
飲む誘い二つ返事で引き受ける 梶井良治
少しずつかたちを変えて続く夢 澁谷さくら
ぎゅっと手を握ってくれた君想う 玉木りょうこ
クーラーを消した途端に秋の虫 磯浜基十
恋をしています九月の絵の中で 前田須美代
万博に行かずじまいで幕閉じる 神野優子
モデル並みと言われた脚も曲がりだす 大川里子
六時にはきっちり終る大相撲 竹島 晃
彼岸花避けねばならぬ草刈り機 橋倉久美子
冷房の部屋に籠もってなまる脳 北田のりこ
コメ問題農家の苦労先ず想い 河合恵美子
赤ちゃんが寝ているうちにこなす家事 中川知子
トンネルの出口が見えて生き返る 落合文彦
行間にかすかな秋が迷い込む 竹尾佳代子
渇水と洪水の危機状態化 毎熊伊佐男
名も知らぬキノコが庭に生えて秋 戴 けいこ
行き詰まりヒント求めて仰ぐ空 村井一朗
ガラクタ買って夫婦喧嘩の種になる 山口 龍一
六甲おろし消化試合も意気盛ん 加藤吉一
ガスコンロの汚れかまわず焼く秋刀魚 芦田敬子
ドラッグストア薬も少し売っている 圦山 繁
失敗も誉めてもらえるチャレンジャー 小川はつこ
龍のように入道雲が湧いている 水谷ちか子
強いけど気は弱そうな大の里 𠮷崎柳歩
また今年一年分の米ゲット 青砥たかこ
 

整理・柳歩

8月23日(土)例会より  出席者20名 欠席投句2 3名 43名より
宿題「削る」 青砥たかこ 選
  微調整して削り過ぎない精米機 竹口みか子
  削りすぎるとちゃんと伝わらない気持ち 𠮷崎柳歩
  檜ならアロマ効果のかんな屑 田中玉枝
 軸 歯を削る音辛抱だ 耳のそば 青砥たかこ
宿題「土産」(共選) 西川幸子 選
  置土産今も顔出す不発弾 小林祥司
  能登の町土産買い込む支援の輪 門脇千代子
 止 無事が土産と母さんのひとり言 柴田比呂志
 軸 方言で呼び止められて買う土産 西川幸子
宿題「土産」(共選) 小林祥司 選
  饅頭に名所焼き印押しただけ 戴 けいこ
  土産にはあまり向かないかき氷 𠮷崎柳歩
 止 幾らかとネット検索する土産 皆川邦子
 軸 倒産に廃墟ホテルの置土産 小林祥司
宿題「自由吟」 橋倉久美子 選
  謙虚さを捨ててしまったような雨 圦山 繁 
  段差にてつまずく人はまだ若い 濱口祐一
 止 キャッシュレス行き渡ったら困るスリ 梶井良治
 軸 走らねば乗り継ぎできぬ時刻表 橋倉久美子
席題 「煮る」清記互選(一人5句投票)
8点  ほっといてほしい触ると煮崩れる 橋倉久美子
  腹の虫煮えくり返る遺産分け 鬼頭しず江
7点 煮付けより絶対うまい焼サンマ 毎熊伊佐男
6点 原色でごった煮のよう抽象画 加藤吉一
  煮込んだらワニもイワシも分からない 青砥たかこ
  企画書の思案煮詰める仕舞風呂 小林祥司
  誌上互選より 高点句(一人5句投票)
 
前号開票 『挑む』応募98句
 11点  身を細くして針穴に挑む糸 西山竹里
   挑むより折り合いつけてゆく加齢 澁谷さくら
 10点  火の海へ果敢に挑む消防士 中川知子
   もうたぶん挑むことない逆上がり 青砥たかこ
  9点   富士山に挑むにしては軽装備 𠮷崎柳歩
    大海へ挑むつもりはある小舟 眞島ともえ
  8点   七年を待ってこの世に挑む蝉 小川はつこ
   挑戦は受けて立たねばならぬ武士 小川はつこ
   剣豪になりきり挑むスイカ割り 橋倉久美子
   登山家の挑戦を待つ未踏峰 西山竹里

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