目次07年7月号

巻頭言 「柳誌の役割」たかこ  
すずか路
       久美子・柳歩整理 
・小休止       教彦・満月庵
・柳論自論(再掲)   柳歩
・川柳つれづれ     けいこ
・人と句 「竹内ゆみこさん」
           
 を読んで たかこ            
・例会
・例会風景       たかこ 
・没句転生      柳歩
・アラレの小部屋  久美子     
・前号「すずか路」散歩
          戴 けいこさん
誌上互選
・インターネット句会
・ポストイン
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・暑中広告
・編集後記
 

   

 

 











 
 

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巻頭言

柳誌の役割

  「川柳すずか」の編集は、前会長の美津子さんの手書きの原稿をワープロ清書していた時期も含むとほぼ三十年になる。
 私が会長を引き継いだ後は、例会も毎月体制になり、柳歩さんと分けて編集をするようになった。 途中から久美子さんが参加してくれるようになり、校正面でも非常に助かっている。

  さて、タイトルにした「柳誌の役割」だが、我が家には会長の特権? として交換誌が毎月四十冊近く届く。どの柳誌もその会の「顔」であると考えている。 前月号の「お便り拝受」欄に、「川柳・銀河」代表島田 駱舟氏の「会報の体温」を、転載させていただいた。氏は、「読者に楽しんでもらうために編集者は工夫をしなくてはならない」とおっしゃる。
  私はこれまで自分が楽しければ楽しさは伝わると考えて来た。ただ、入選句の羅列だけでは、ただの報告になってしまうのでつまらないだろうし、自分の句を見るだけで勉強にもならないとは思ってきたが。
  だが、ずっと心掛けて来たのは、他所の大会などの案内をもらったら、時期的に間に合えば必ず載せること。会員・誌友の皆さんに他所の風を感じてもらいたい。また会員に限ってだが、他所の大会での入選句を記載している。小さなことだが、続けている。「銀河」は、駱舟さんお一人で会報誌を毎月作成されている。全12ページカラーにするところはカラーにされ、どのページも無駄がない。インタビューあり、エッセイありの読むところ満載である。
  「体温」 … 微熱以上を感じそうだ。 他の柳誌も、「ポストイン」のページのおかげで、全誌ひととおり目を通させていただく。やはり、温かみのある柳誌は、読む人に向かって編集されている気がする。 柳誌を毎月発行することは、体力・財力そしてやはり気力が必要だ。そして、毎月読んでくださる人あっての会報誌、またどうせ一緒のこと書いているのでしょ、と捨てやられることがないよう頑張りたい。
 皆さんの「エッセイ」募集中である。「こういうコーナーもあるといいな」の意見もいただきたい。
 
                                                                     たかこ
 

 
すずか路より
指折って古古古古米と言ってみる 中川知子
応援のストレス溜めた負け試合 落合文彦
改札を抜け汐風と戯れる 竹尾佳代子
交流戦残したいパとやめたいセ 毎熊伊佐男
地球史の中でいつかは消えるヒト 戴 けいこ
物忘れ雲に隠れた昼の月 村井一朗
ひとり身で意地と理想が痩せてくる 山口 龍一
梅雨晴れ間行き交う人も笑顔見せ 瓜生晴男
農地とは名ばかり草が育つ畑 加藤吉一
グループラインいつの間にやら友が増え 芦田敬子
人間に媚びたりしない野のアザミ 圦山 繁
旅に出て星を眺める最終夜 小川はつこ
今年こそ琵琶湖の花火見たいもの 水谷ちか子
妹から知らせないのが良い知らせ 竹口みかこ
平和賞のトランプなんて認めない 西川幸子
食道炎しばらく粥で生き延びる 草山節子
勉強はきらいメガネはかけている 小出順子
災いがあるかもしれぬ星が降る 柴田比呂志
薬より眠るが良いと主治医言う 竹内そのみ
人間に疲れ弱った足さする 小林祥司
エアコンがきいてやる気が出る掃除 眞島ともえ
アンチ巨人だけど長嶋好きだった 小野教彦
生という呪縛を解かれ母が逝く 樋口りゑ
六月に三十五度の恐怖の日 加藤峰子
老いの身に万能薬の日本食 福村まこと
愛想笑いしずぎた顔をよく笑う 田沢恒坊
公園のラジオ体操初参加 瀬田明子
スーパーの隅に置かれる老いの服 満月庵
誰が為に政治あるのかポピュリズム 寺井一也
ベンツには乗せてもらったこともない 西山竹里
期待した映画がちょっと物足りぬ 澁谷さくら
梅雨入りを教えてくれる偏頭痛 玉木りょうこ
尿漏れ講座に二人してかぶりつく 磯浜基十
眠らない空港でしたドバイの灯 前田須美代
暇つぶし試しに蒔いたミニトマト 神野優子
負け犬と自覚しつつも吠えてみる 大川里子
ノンアルを意地汚くも二本空け 竹島 晃
みそ汁がちょっとしょっぱい島の昼 橋倉久美子
キログラムで買わされ合で炊くお米 北田のりこ
夏祭りそれぞれに舞う地方色 河合恵美子
翔平のバットにもある好不調 𠮷崎柳歩
数種類薬を入れているバッグ 青砥たかこ
 

整理・柳歩

6月28日(土)例会より  出席者1 2名 欠席投句25名 37名より(他に見学者1名)
宿題「飽きる」 青砥たかこ 選
  マンガに飽きて哲学本を斜め読み 芦田敬子
  飽きる程食べてみたいな旨いビワ 水谷ちか子
  飽きてこぬようにお札の顔代える 橋倉久美子
 軸 土の中飽きたと言えぬ木の根っこ 青砥たかこ
宿題「玄関」 樋口りゑ 選
  下駄箱があって玄関らしくなる 小川はつこ
  表札はそのまま二人きりの家 柴田比呂志
 止 玄関に飾るほどでもない家訓 西山竹里
 軸 玄関に入ればその家のにおい 樋口りゑ
宿題「玄関」(共選) 吉崎柳歩 選
  半畳の玄関だって福は来る 兼平 栄
  玄関で微調整する今日の顔 福村まこと
 止 玄関に飾るほどでもない家訓 西山竹里
 軸 玄関を開けるとシーサーが睨む 吉崎柳歩
宿題「自由吟」 橋倉久美子 選
  反論をしたことがない紙コップ 田沢恒坊 
  姿焼きと呼んではもらえない鰯 西山竹里
 止 美しく日焼けするのは難しい 小川はつこ
 軸 明日からと唱えわたしを甘やかす 橋倉久美子
席題 「ふわふわ」清記互選(一人5句投票)
 6点  ふわふわでなければ空におれぬ雲 小川はつこ
  思考回路ふわふわしたら要注意 吉崎柳歩
  ふわふわで拭いた気しないバスタオル 青砥たかこ
5点 ずぶ濡れでふわふわ感を消した猫 小川はつこ
  空気が多い方がおいしいかき氷 樋口りゑ
 3点 軽すぎる意見ふわふわまとまらず 青砥たかこ
  ふわふわでないと鯛焼うまくない 毎熊伊佐男
  自己紹介ふわふわしてるうちに済み 吉崎柳歩
  誌上互選より 高点句(一人5句投票)
 
前号開票 『 波 』応募100句
  17点  さざ波を荒波にした週刊誌 加藤吉一
  15点    寄せて引く波は地球の深呼吸 小川はつこ
  13点    プラゴミを運んで来ては戻る波 青砥たかこ
  11点   金魚鉢波も立たずに日は暮れる 小林祥司
   9点   体調の波が予定の邪魔をする 樋口りゑ
    シャッター街時代の波に流される 岩田眞知子
   8点  麦の穂の波よみがえれウクライナ 小川はつこ
   どうせすぐ帰らなければならぬ波 眞島ともえ
   7点  波風が立たないように遺言書 満月庵

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