目次05年1月号
巻頭言 「干支は卯へ」
すずか路
・小休止
・川柳つれづれ
・人と句「令和川柳選書」
・例会
・例会風景
・没句転生
・アラレの小部屋
・前号「すずか路」散歩
誌上互選
・インターネット句会
・ポストイン
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・年賀広告
・編集後記
・川柳つれづれB(表紙裏)

 


たかこ 
久美子・柳歩整理
須美代・こゆき
柳歩・けいこ
たかこ

たかこ
柳歩
久美子
浅見和彦さん 
柳歩









 
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巻頭言

干支は卯へ

「卯うさぎ)年生まれの人は、気分屋で機嫌が悪くなると、自分の殻に閉じこもって、周りの人にも冷たくなります。また、中傷に弱く、些細な事でも傷ついてしまいます。 他人にはうわべだけよく、内面には残忍な面を持っている人もいます。 物腰は柔らかですが、自分の幸せを一番に考えます。この生まれの人は、行儀がよく、日常の生活態度も良く、人から後ろ指を指されるようなことは少ないです」(グーグルから)

 昨年は寅年だった。何を隠そう私は十月四日生まれの丸々五黄の寅である。五黄の寅は36年に一度回って来るらしい。昨年がその年に当たったようだ。川柳界に五黄の寅の女性作家は多く、聡明で美人が多いと、噂はないがひそかに思っている。

 その寅年の女性のことも、
寅年の女性はとても好奇心が旺盛。自分が興味を持ったものにはとことん執着する傾向があります。人間関係でもこの好奇心がとても表れ、すぐに知り合えるのも特徴。しかし、寅年の女性は、見た目を重視する性格があるため、第一印象が良い人に近づく傾向があります」

なるほどと思わざるを得ないこの分析、好奇心は人一倍だった。
知らないところへ行くことが好き。新たな出逢いは自分を深めることだと、この歳になっても思う。
 だが、気を付けたいこともある。好奇心だけで突き進むと、知らないうちに他人の触れて欲しくない部分にまで入り込んでしまいそうになる。友だちの友だちは、友だちだと勘違いすることもある。
 皆が同じ考えでいると思うことは間違いである。

 こんなに美味しいのになぜ食べないのだろう、こんなに楽しいのに、なぜ句会に来ないのだろう、など、押しつけてしまうこともある。血液型もそうだが、一概には言えないが、私は五黄の寅の生まれでよかったと、悔いのない人生を歩んでいると勝手に思っている。あ、気分屋らしい? ウサギ年の友だちも多い。今年もよろしくお願いします。

                                                たかこ
 

 
すずか路より
老いてなお夢の欠片を持ち歩く 山口龍一
ちょっとだけ甘え上手になり八十路 鈴木裕子
年末のスス払いにも杖をつき 瓜生晴男
毎日が小春日和で家事ばかり 草山節子
マスコミの連打ぐらっと来た議員 加藤吉一
お笑いのツボが分からず無反応 芦田敬子
私を切りにくるのか鎌の月 圦山 繁
良い年で終わらすための十二月 小川はつこ
貸し切りで円空さんに会ってきた 西川幸子
町中で今治城を囲む堀 水谷ちか子
「当たるんだ」強い気持で宝くじ 小出順子
やさしいねお餅ちいさく切ってある 藤村洋子
額縁のすこし曲がっている寒さ 柴田比呂志
尊厳死そんな話をしてふたり 竹内そのみ
温泉巡り余生楽しむ旅日記 小林祥司
初対面なのに何やらなつかしい 田鎖市子
効いたかな五黄の虎という呪文 眞島ともえ
初節句鯉か雛かで賭をする 加藤峰子
三が日マスクで隠す無精髭 福村まこと
するすると言いつつ動かない炬燵 佐藤千四
発疹を隠しズームにマスク顔 ささきのりこ
「また今度」電話で済ますご挨拶 瀬田明子
紅葉の順に盆栽入れ替える 満月庵
増税が待機している旅支援   寺井一也
挑発をしているような抑止力 西山竹里
ケガの身で今年は走らない師走 澁谷さくら
心配になるほど嘘の多い人 玉木りょうこ
いきなりの寒さ押しよせ鍋になる 磯浜基十
冬至の日頂き物の柚子浮かべ 神野優子
暗い日は暗い句になる雨になる 前田須美代
ストーブの温度控える灯油高 坂 茜雲
新年の運だめしにと福袋 大川里子
花まるの血液検査薬減る 岩谷佳菜子
丸めると小さくなってしまう旗 坂倉広美
お十夜で今年も終わる寺の世話 竹島 晃
リハビリと思い歩いて行くポスト 橋倉久美子
噂話通りすがりに拾う耳 北田のりこ
預かった命で重い保育園 中川知子
新年へ抱負は右へ習うだけ 河合恵美子
バランスがとれなくなった晴れと雨 落合文彦
テレビから酷い話に耳閉じる 竹尾佳代子
やるしかない敷居またいだのは自分 毎熊伊佐男
ソーラーパネルできて変わってゆく景色 戴 けいこ
大丈夫いつかはきっと晴れるから 河内秀斗
雨宿りから始まった恋もある 村井一朗
真夜中に一人旅する本の中 西岡ゆかり
生きている証しにもなる年賀状 吉崎柳歩
FAXとラインで危機を乗り越える 青砥たかこ
 

整理・柳歩

12月24日(土)例会より  出席者14名欠席投句 31名計45名より
宿題「 晩酌」 橋倉久美子 選
  晩酌をせぬと心配する家族 西岡ゆかり
  消毒の為に晩酌欠かせない 小川はつこ
  止 晩酌の相手をさせられる遺影 𠮷崎柳歩
 軸 晩酌のつまみに困るカレーの日 橋倉久美子
宿題「 ポイント」(共選) 木村行吉 選
  チャームポイントは目ですというダルマ 橋倉久美子
  歩いたらポイント筋肉に溜まる 青砥たかこ
 止 ポイントに付ける形見のネックレス 中村あけみ
 軸 ここですと外科医が画像指し示す 木村行吉
宿題「 ポイント」(共選) 青砥たかこ 選
  ポイントは垂れ目と読んで描く似顔 小林祥司
  ポイントが貯まり誇らしげなカード 西山竹里
 止 ポイントを足すよう年を取って行く 小出順子
 軸 歩いたらポイント筋肉に溜まる 青砥たかこ
宿題「自由吟」 𠮷崎柳歩 選
  サンタ帽かぶってもよいクリスマス 小川はつこ
  断れば済むストレスを背負い込む 青砥たかこ
 止 マニュアルに書いてあるのでするお辞儀  西山竹里
 軸 次の干支までは生きられないウサギ 𠮷崎柳歩
席題 「雪」高点句より
10点 おうちには入れてもらえぬ雪ダルマ 小川はつこ
  6点 雪中で耐えてうまみを出すキャベツ 芦田敬子
  5点 南国の人が見に来る雪景色 西垣こゆき
  陽が差して泣き顔になる雪景色 小川はつこ
  犬がはしゃぐ程度でやんでほしい雪 橋倉久美子
誌上互選より 高点句(一人5句投票)
前号開票 『育つ・育てる』応募122句
  15点  銀行に預けていても育たない 岩田眞知子
  14点   雑草を育てていると笑われる 勝田五百子
  10点   こんな筈でなかった様に子は育つ 松岡ふみお
    9点    売られると知らず育っていく仔牛 小川はつこ
    子育てに甘い味つけする祖父母 中川知子
    8点  反抗期己れ一人で育った気 佐藤千四
     育つためいくら食べてもよいちゃんこ 西山竹里