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前月入選句発表 お題「 覗 く 応募 313句 158人





































 


米山明日歌 選(入選39
句)          
印は両方の選者から入選した句 
 
   *あの世をちらり覗いてしまう救急車 裕子
   *覗かれることも承知の裏刺繍 太田 昌宏
    明日なら少し覗ける破れ傘 前川真
    覗くほど目から離れる針の穴 由美
    覗かれる事を待ってる脚線美 井手ゆう子
    本心を覗かぬようにかける鍵
    胃カメラが覗く乱れた私生活 平尾定昭
   *覗かれることには慣れている金魚 吉崎柳歩
   *隣りの柿が我が家の庭を覗いてる 暇人
     兄弟の教室覗く参観日 由美
   *通信簿覗く前には深呼吸 つれづれ
    白い歯が覗いて見える健康美 岩窟王
    アスファルト割って命の芽が覗く 圦山 繁
    ありません彼女の心に僕の名が ペースかめ
   *老眼の覗く明日は曇りがち 光畑勝弘
    覗かれて覗かれて咲くユーチューブ ようこ
    覗き穴そちらに月は出てますか 尾崎良仁
    おかえりとひょっこりはんで覗く妻 じゅんたろう
   *見えそうで見えないバーゲンの値札 こみち
    茶柱を覗き込んでる弟と 平子久仁子
    心まで覗いております遺言書 こまっちょ
    食べ盛り財布を覗く焼肉屋 深谷江利子
    淋しさがのぞく金魚の赤い口 平井美智子
   *皇帝ダリアがお二階まで覗く 丹下凱夫
   *B面で意外な色を覗かせる 澁谷 さくら
    アメリカが空から覗く北の国 関口行雲
    料簡の狭さを笑う万華鏡 光畑勝弘
    ラムネ瓶覗けば遠く青い日々 雨径
   *竹輪の穴ちょっと覗いてみる孤食 北田のりこ
    覗き見ができなくなった新建材 まみどり
    家系図の枝まで覗くお仲人 福村まこと
   *覗いたら美顔パックをしてた鶴 平井美智子
    覗くからスマホカメラも罪になる 大木雅彦
    ネットカフェ覗けば白い影ばかり こやまひろこ
    生垣が職務に励み覗けない 十六夜
    覗きたい酸っぱい距離の子の心 吉良水里
秀3   指輪から覗く幸せだった頃 城崎れい
秀2  わくわくと秘密を覗く昼の月 真田 義子
秀1  覗いたら覗かれていていま夫婦 尾崎良仁
評   「覗く」は、楽しく選をさせていただきました。秀の句は、どれもわかりやすく、
       クスリと笑わせてくれました。

軸      覗かれぬようにしてます鬼だから               米山明日歌
                    
 









































 


吉崎柳歩 選(入選3
9句)
 

   *あの世をちらり覗いてしまう救急車 裕子
    猛暑日のたびたび覗く冷蔵庫 つれづれ
    バーゲンの文字に弱くてつい覗く 古都
    スマートな食べ方お育ちが覗く 藤井智史
    ジーパンの穴から眩しさが覗く よしひさ
    神様がのぞいていますその悪事 関根福多郎
   *隣りの柿が我が家の庭を覗いてる 暇人
    覗き見の代償高くつきますぞ じんじん
    横顔に本音の覗くイエスマン 満月庵
    腹の底覗き慌てて蓋をする こやまひろこ
    見たくないから閉じておく覗き窓 森清泰範
    覗かれているのも知らずつまみ食い 桔梗庵
    冷やかしのつもりが仔犬連れ帰り 関口行雲
    叶うなら宇宙の果てを覗きたい 上村夢香
   *見えそうで見えないバーゲンの値札 こみち
   *通信簿覗く前には深呼吸 つれづれ
    三面鏡覗いて気付く背の丸さ 瀬田明子
    覗くまい横に座った健康美 鈴木五郎
    反省を促されてる水鏡 まみどり
    どん底を覗いてからの巻き返し 通せん坊
    雲間からお日さま運が向いてきた 前田トクミ
    鍵穴を覗けば黒塗りの文書 よしひさ
    覗くだけ覗いてみたい人だかり ポルテーニョ
    覗きたい覗きたくない彼の部屋 森清泰範
    キリストも釈迦もちらりと覗くだけ かきくけ子
    天窓の月が気を揉むゲーム漬け 颯爽
   *老眼の覗く明日は曇りがち 光畑勝弘
   *覗かれることも承知の裏刺繍 太田 昌宏
    老眼で覗いてみても良く見えぬ 児玉 浪枝
   *B面で意外な色を覗かせる 澁谷 さくら
    付き人が舞台袖から覗く芸 西山竹里
    古本屋覗いて回る昼の月 安井紀代子
   *皇帝ダリアがお二階まで覗く 丹下凱夫
    監視だと言って覗いているカメラ 堀 敏雄
   *覗いたら美顔パックをしてた鶴 平井美智子
    城下町百円玉で覗かれる 板垣孝志
秀3*竹輪の穴ちょっと覗いてみる孤食 北田のりこ
秀2  名月に鍋の芋まで覗かれる マグマ大使
秀1  道の駅ちょっと覗いてみたくなる 橋倉久美子

評     さりげなく人情の機微を突いている。課題吟は得てして説明過剰(作りすぎ)に

   なりがちだが、シンプリシティーはやはり大切である。

  *覗かれることには慣れている金魚              吉崎柳歩
 

               
 
 

 

 


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