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目次24年7月号 ・巻頭言 「第10回大会を終えて」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論 ・川柳・人と句「 橋本征一路さん」 ・大会 ・大会風景 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号「すずか路」散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・みんなのエッセイ・その他 ・大会案内 ・暑中広告 ・編集後記
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たかこ 柳歩整理 柳歩 たかこ 清水 信 久美子 丸山 進さん |
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巻頭言 | |
第10回大会を終えて
第十回大会も無事済ませることが出来た。これもご参加くださった皆さん、貴重な誌面に大会案内を掲載してくださった各吟社様、そして早朝より運営に際し、惜しみなく骨折りくださったスタッフの皆さんのおかげである。本当に感謝して止まない。
第一回は無我夢中
特に、二十一年と二十三年に二回も大きな手術入院をした私には、夢のような数字となった。柳歩さんを始め、家族、会員・誌友の皆さんにご心配をかけた。
十回の次は突然飛ぶが、二十回である。これからの十年間は、川柳界においても、少しずつ形が変っていくのではないかと思える。鈴鹿川柳会も、十一回からはかなり、リニューアルするつもりだから、何が起こるかわからないのである。 たかこ |
すずか路より |
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川柳 人と句5「橋本征一路さん」 たかこ |
辞められる方が死なれるより惜しい |
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特別室 |
歌人・佐佐木幸綱
『現代俳句』531号(東京)には、第48回現代俳句協会全国大会に招かれた歌人・佐佐木幸綱の記念講演の速記録が掲載されている。俳句の会で歌人が話をするのだから演題「短歌と俳句」の通り、俳句に関わる話題を中心とするような心配りをしている。それが非常に良い(会場は東天紅上野店)。
(1)水原秋櫻子の場合=産婦人科医としての彼の手で、母が世話になり、自分がこの世に産まれたこと。
こういう俳句の三傑との縁を語って、俳句と短歌の道の交錯を語り、さらに最近、金子兜太との対談集を出したことを話す。文芸として通底することは多いが、あたかも将棋と碁のちがいみたいで、俳句人口は一千万単位だが、短歌人口は百万単位である。こういう会場の雰囲気がまるで違う。
俳句の切れ字などの技法は、そのまま短歌には使えぬものの、その精神は大いに利用価値はありそうだ。 動詞の数を問うことに次いで、佐佐木はオノマトペの効用について述べる。小説では、その多用はきらわれるが、短詩形の場合は、描写の煩雑さを避けるためにも、かなり効果的である。特に新興俳句の仲間は、その使用例で、お互い影響し合ったり、真似したりしている傾向が見られるという。こういう境界を超えた話題が仲々良い。 ▼東京都千代田区外神田6‐5‐4 偕楽ビル7F現代俳句協会 (文芸評論家) |
誌上互選より 高点句(一人5句投票) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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