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目次29年2月号 ・巻頭言 「ラジオ世代」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論「印象吟の意義」 ・没句転生 ・人と句(真島久美子こさん) ・例会 ・例会風景 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号「すずか路」散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・ポストイン ・エッセイ・その他 ・大会案内 ・編集後記 |
柳歩 柳歩整理 柳歩 たかこ 清水 信さん 久美子 圦山 繁さん |
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巻頭言 | |
「ラジオ世代」 |
すずか路より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特別室 |
春三賞 清水 信 春三賞を得た渡辺可奈子の「水俣図」は計13・7点であり、準賞の金子青泡の「赤い傘」は10・3点である。小数点以下の点を付けた人は、いさぎよくないのではないのか。春三、芳味、あきら等が小数点こみの採点をしている。春三は1・3とか2・2とか、0・4とかの点をつけ、芳味も1・5とか0・5とかいう採点が多く、あきらも1・2とか1・3とかの点をつけている。
時実新子ひとりが3が1人、2が2人、1が3人、0が12人と、たいへんいさぎよい。
応募作品は、絶対評価ではなく、あくまでも比較評価である。3がないのは、自己満足に堕しており、小数点評価も選者の未練や心の迷いで、賛成できない。 渡辺の作は、次のようである。
・抱かれて子は水銀の冷え一塊
テーマ句として、自分は評価を惜しまないが、3評価が2人ということは、そんなに歓迎されていないことが分かる。 選評を見ても、時実新子は、いさぎよい。春三賞作品について、「憤りの極致はついに透明な火となるのか」と述べ、2位におした本間美千子の作品について「女の性に溺れきった作者のメロメロぶりは、むしろいさぎよい。(略)今も私は男句・女句というものが、あっても当然と思っている」と述べている。その断言が快い。 (文芸評論家) |
誌上互選より 高点句(一人5句投票) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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