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目次27年8月号 ・巻頭言 「 集団的自衛権」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論「戦争と短詩型文芸」 ・没句転生 ・川柳・人と句「 多村 遼」 ・例会 ・例会風景 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号「すずか路」散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・ポストイン ・お便り拝受・その他 ・大会案内 ・編集後記 |
柳歩 柳歩整理 柳歩 柳歩 たかこ たかこ 清水 信さん 久美子 丸山 進さん たかこ |
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巻頭言 | |
「集団的自衛権」
自民党のインターネット放送での、安倍首相の例え話は傑作だった。 |
すずか路より |
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川柳 人と句41「多村 遼さん」 たかこ |
ポケットの底に水色のトンネル 爽やかなラベルの下にある孤独 風穴に聞かせる母の子守唄 風向きをまだ確かめている帆布
平成十九年八月号最終近詠句 五句
平成十九年十一月永眠 |
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特別室 |
続・児童文学 清水 信 『あかまんま』26号は、発行所は名古屋市名東区文教台二‐五〇三‐三〇三臼井由美子だが、代表は鈴鹿市上野町三九〇の加藤正美である。同人は10人。 加藤正美の「飛べ! オンドリ九太郎」は原稿用紙94枚、中井ゆめ子の「吾は藤原朝臣定家なり」は112枚という大作。代表や事務局長が範を垂れている印象で、ふるかわその、西村けいこらが20枚、野口嘉子、司城みずほ、山田二葉が10枚前後で、その後を追っている。他にも詩や短歌のページもあって、いかにも楽しげな編集である。
『のぼり窯』14号は瀬戸児童文学の会の刊行。愛知県瀬戸市東松山町一五五‐五五網引美恵が連絡先。同人は6人だが、元気で長編が多い。小さな活字で三段組み。森乃あさの「プラモっ子」は、26ページ。遠山裕子の「羽衣の庭」は24ページ。松下好美の「おまつり太鼓でワッショイショイ」は32ページ。という凄さ。夫々四百字詰原稿用紙で80枚から、百何十枚までの作品だろう。
『半田文学』4号は、元淑徳大学教授の堀尾幸平を顧問にした半田文学の会刊行のもの。代表のアドレスは半田市宮本町三‐二〇七‐三大岩史恵である。 共に小動物が扱われているところに特長がある。他に俳句やエッセイがあり、資料として「新美南吉生誕百年記念祭」の報告があり、堀尾顧問の小説「十五夜お月さま」がある。 『あかまんま』で顧問格の加藤の作品が断然光っているように、ここでも堀尾の作品が光っている。 『ともしび』は611号も続いた老舗の短詩型の雑誌である。名古屋市守山区森孝二‐七〇四鈴木公二が発行所であり、鈴木が指導者だ。 詩も俳句も短歌もエッセイも拒まないという方針の雑誌だから、応待も心を広くして当ることが原則である。 短歌に「南吉の苦悩」(中根涼香)があるくらいだから、児童文学への関心も深いと見た。
・南吉の苦悩を綴る日記にぞ彼の文学の神髄を追ふ 他に鈴木の詩(八十歳の思い)が良い。 (文芸評論家) |
誌上互選より 高点句(一人5句投票) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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