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目次26年1月号 ・巻頭言 「 リニューアル」 ・すずか路 ・小休止 ・柳論自論 ・没句転生 ・川柳・人と句「 宮村典子さん」 ・例会 ・例会風景 ・特別室 ・アラレの小部屋 ・前号「すずか路」散歩 ・誌上互選 ・インターネット句会 ・ポストイン ・あしあと・その他 ・大会案内 ・年賀広告 ・編集後記 |
たかこ 柳歩整理 柳歩 柳歩 たかこ 清水 信さん 久美子 丸山 進さん たかこ |
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巻頭言 | |
「リニューアル」 明けましておめでとうございます。
前回の午年平成十四年に、私は会長に就任しました。干支一巡りをしたわけです。 午年と相性の良い干支は申年(さる)で、相性が悪い干支は子年(ねずみ)だそうです。ちなみに私の両親は、父が子年生まれで、母が午でした。言われてみればそれほど仲がよかったとは言えません。相性を血液型で決めたり、干支で診断するのもどうかと思いますが、頷ける部分もあって面白いものです。 昨年の暮れ、忘年会の会場は三重郡菰野町の「希望荘」でした。数年前に行ったことがあるのですが、それは素敵にリニューアルされていて驚きました。
「リニューアル」といえば、子ども達が幼い頃使っていた布団を孫用に打ち直してもらいました。最初は捨てるつもりで隣の布団屋さんに見せたら、質のよい真綿が使ってあるからもったいないと言われたのです。
今年は私自身の生活が少し変わります。時間に追われ編集してきたこの柳誌を、気持ちの上で「リニューアル」して行きたいと考えています。ついでに自分自身も「リニューアル」できたらいいのですが…
新年早々昨年十一月号の続きのような巻頭言になりましたが、今年もよろしくお願いします。 |
すずか路より |
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川柳 人と句23「宮村典子さん」 たかこ |
汚れたら拭く簡単なことなのに
サプリメントは恋生き生きと老いたいね カラフルな薬いのちを刻む音
喪中ハガキが来ない生きているらしい
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特別室 |
藍の色艶 清水 信 創刊40周年記念大会を終えた『藍』の467号は9月刊。主宰を花谷清に譲った母堂の花谷和子(91歳)がまだまだ元気で舞台骨を支えている。 巻頭の花谷清の作品から三つ。
・夏至の夜の真ん中に置くパナマ帽 「パナマ帽」とか「大輪の朝顔」など、ねらいが良いと思う。 「藍集」(上位11位)から、川柳への傾斜が目に立つ作品を選んでいく。
・夫という鏡も借りて更衣 佐野玲子 誌中に第64回読売文学賞を得た和田悟朗の『風車』についての記事があって、そこから孫引きした佳句を挙げると、こうだ。
・空間にぶつかりぶつかり鹿駆けり
鹿の走り様は、本当にあちこちにぶつかる走りようで面白い。地球儀の句もバカバカしくて笑ってしまった。 誌中に「遠」を詠む佳句があった。
・遠蛙やつと自分の時間得て (作者名略で紹介した) ▼豊中市末広町2・8・5 花谷清 (文芸評論家) |
誌上互選より 高点句(一人5句投票) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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