目次06年8月号

表紙裏(柳論自論(H27年1月号再掲)
巻頭言  打ち上げと袋回し
                               柳歩  
すずか路
       久美子・柳歩整理 
・小休止        基十・明子
・川柳つれづれ     けいこ
・人と句  「ラフスケッチ」                     を読んで たかこ
・例会
・例会風景      たかこ
・没句転生    柳歩
・アラレの小部屋
                     久美子
・前号「すずか路」散歩
           大島凪子 さん
誌上互選
・インターネット句会
・ポストイン
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・編集後記
 

   

 

 











 
 

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巻頭言

「打ち上げと袋回し」

  記憶は定かではないのだが、鈴鹿の大会の打ち上げに「袋回し」をやり始めたのはいつからだろう。「袋回し」そのものは、瀬戸市の丸山進さん率いるフェニックスの例会に出席したあと、飲み会の席で参加したのが最初ではなかっただろうか?
 古い手帳を捲ってみると、コロナが蔓延する前の年の平成30年の第16回大会の懇親会終了後と、翌月16日のスタッフの打ち上げの席でも袋回しを行ったとあるから、その数年前から、定例化していたのかも知れない。
 コロナで2年間のブランクはあったが、大会当日の懇親会という「当日打ち上げ」と、会員、誌友の大会スタッフの「打ち上げ」が、鈴鹿川柳会では実行されてきたと言えよう。いずれもトドメは「袋回し」である。私自身は「めいばん」の例会終了後、反省会と称して飲み会と袋回しに参加しているが、これも「打ち上げ」と称して間違いないだろう。なお、こちらは「袋回し」終了後、例会での没句に対して清く正しい反省会が行われているのだ。
 
 今年の大会会場は津駅直結のアストプラザであったので、宿泊希望者を直近のホテルに集結させることができた。かくして懇親会終了後の20時(だったかな?)、唯一のツインの部屋(私とI氏)に11人が集結したのである。男6人女5人、飲める者はしこたま飲み、飲めない者も少しは飲んでいただろう(宿泊だから)。制限時間3分出句数無制限、時計係、柳歩。結果はホームページの「言いたい放題」にて発表済み。
 近年、スタッフの打ち上げ会場は流動的である。会員になってもう久しいが、まだ面識の少ない伊賀市の、戴けいこ一家の経営する食堂「つげや」さんに車で遠征することになった。ナビは実質ハイウェイである「名阪国道」ルートを推奨するが、なにせ私以外は女性である。安全第一のルートを選択する。参加者8人、車は2台で済んだがスタッフ数の半分強にすぎないことは残念であった。飲める者はただ2人、2人はしこたま飲み、その他は静かにけいこ氏推奨の「伊賀牛丼」に舌鼓を打ったのであった。けいこ氏も参加して総数9人、男2人女7人、制限時間3分出句数無制限、時計係、久美子。結果はホームページの「言いたい放題」にて発表済み。
 袋回しに飲酒は有利なのか不利なのかはまだ不明。たぶん、飲めない人は飲まない方が有利、飲み助の場合は、飲み過ぎたら不利になるのだろうが、検証は難しい。

                                                                                                                                             柳歩                                                                                                       

 
すずか路より
しばらくは湯が出る猛暑日の蛇口 北田のりこ
ビールが占める夏の冷蔵庫が狭い 河合恵美子
外で飼う犬をすっかり見なくなる 中川知子
ドローンに丸見え無防備な頭上 落合文彦
コロコロと変わる景色に惑わされ 竹尾佳代子
判決の前に言ってよ岸田さん 毎熊伊佐男
撃たれてもなお許容する銃社会 戴 けいこ
無愛想その裏側に人見知り 村井一朗
暑くても自分の影に入れない 西岡ゆかり
老々介護やがて一人になる二人 山口龍一
深呼吸今日一日に活入れる 奥田悦生
籐椅子のとても気持ちのいい昼寝 鈴木裕子
高貴の出なので行かないジビエ店 草山節子
雨のち晴れ早くも晴れて来た十時 加藤吉一
システムに関係のないアナログ派 芦田敬子
梅雨明けの前に猛暑が襲い来る 圦山 繁
終活にまずはプライド処分する 小川はつこ
めまいと吐き気熱中症じゃないかしら 西川幸子
陽が落ちて草抜きするが汗に負け 水谷ちか子
軒下で蝉の初鳴き梅雨明ける 竹口みかこ
魔女ならば地球脱出してる頃 小出順子
神様も時短一気に雨袋 藤村洋子
夏を満喫ホッピーを飲み干して 柴田比呂志
旅はいいみんな子供にしてしまう 竹内そのみ
大吟醸袋回しの潤滑油 小林祥司
加齢とは思いたくないこの痛み 眞島ともえ
メモ用紙だけが頼りの記憶力 小野教彦
外出もためらう太陽の季節 樋口りゑ
行儀よく外貨を稼ぐ奈良の猫 福村まこと
裏金がないとやる気が出ぬ政治 田沢恒坊
如何に生きるべきかはいつも酒に聞く 佐藤千四
尺玉を作る過程がもうアート ささきのりこ
行っといで私も一人好きな事 瀬田明子
あるもので良いという声待つ夕餉 満月庵
騙された人は懲りずに騙される 西山竹里
母の名で私に呼びかけたオバア 澁谷さくら
年老いた母は小さい渦になる 玉木りょうこ
雨中でもゴルフ仲間の顔は晴れ 磯浜基十
リストラも悪くはないわ夏休み 神野優子
エンドウの次はオクラのプランター 坂 茜雲
認知症かも心当たりのあれやこれ 大川里子
甘い声金婚式じゃもう効かず 岩谷佳菜子
家財道具みんな寿命が来たらしい 坂倉広美
グリーン上かんぴんたんの蜥蜴たち 竹島 晃
上達のためには多少要るお金 橋倉久美子
元号があるからややこしい日本 𠮷崎柳歩
片足の夫 平常心のまま 青砥たかこ
 

整理・柳歩

7月27日(土)例会より  出席者1 1名 欠席投句 27名 計38名より
宿題「包む」 𠮷崎柳歩 選
  毒舌は毒舌甘く包んでも 橋倉久美子
  年下だけど包容力のある夫 玉木りょうこ
  風呂敷で持ち帰りたいお月様 小出順子
 軸 栄一を包まなくてもいい賄賂 𠮷崎柳歩
宿題「駒」(共選) 毎熊伊佐男 選
  美しい指に挟まれ動く駒 青砥たかこ
  持ち駒の中でやりくりしてみよう 濱口祐一
 止 たった今取られた駒に攻められる 加藤吉一
 軸 はやばやと切り札使い駒不足 小出順子
宿題「駒」(共選) 橋倉久美子 選
  持ち駒の中でやりくりしてみよう 濱口祐一
  自営業手持ちの駒は自分だけ 戴 けいこ
 止 たった今取られた駒に攻められる 加藤吉一
 軸 持ち駒をうまく使えぬ倹約家 橋倉久美子
宿題「自由吟」 青砥たかこ 選
  身をくるむ夏のシーツは海の青 澁谷さくら
  節電をしながらホタル飛んでいる 小出順子
 止 忍者には出会えなかった伊賀の里 芦田敬子
 軸 遠藤がニヤリ勝ち越しインタビュー 青砥たかこ
席題 「蝉」 互選(一人5句投票)
 8点 鳴くだけで何も悪さをしない蝉 青砥たかこ
 7点 蝉捕りの子供はいない暑い夏 芦田敬子
 5点  鳴ききった蝉が転がる炎天下 𠮷崎柳歩
 4点 お静かに言うても蝉は聞き入れず 鈴木裕子
  ひと夏で終わってしまう蝉の恋 𠮷崎柳歩
  蝉の辞書に迷惑という文字はない 青砥たかこ
  誌上互選より 高点句(一人5句投票)
 
前号開票 『トップ』応募116句
  19点  トップしか押せぬボタンが一つある 田沢恒坊
  13点  向かい風まともに受けているトップ 橋倉久美子
  11点  七冠に落ちても君はトップ記事 眞島ともえ
   9点   トップギア入れてそろそろ出す本気 中川知子
       分かち合うことはできないトップの座 戴 けいこ
   8点   血の匂う活字で埋まるトップ記事 山アよしひさ
     行列のトップに並ぶ特売日 芦田敬子
   料亭で決まる日本のトップの座 圦山 繁