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目次06年9月号 |
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巻頭言 | |
「事前投句大会」
八月十一日(日)、京都番傘 95年記念川柳大会に参加した。
実は私はこの事前投句方式が好きではない。故・水谷一舟さんは早めに会場に着いて作句していらしたし、やはり当日作句されるらしい夢草さんには、「前もって晴れの句を作っておいて、当日雨だったらどうするんですか」と言われたこともある。私はそこまで「即時性」にこだわることはなく、元教員なので(?)「宿題」は家ですることにしているが、当然ながら投句直前に推敲する場合もあるし、予定していた句を当日ふと浮かんだ句に差し替えることもある。前もって投句しておいて披講だけ聞きに行くのは、答え合わせだけをしに行くようで、どうも気が進まないのである。
だからと言って事前投句大会を推奨する気持ちはない。ただ、利点があるならその利点を最大限生かすのも、一つの知恵なのではないだろうか。 |
すずか路より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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誌上互選より 高点句(一人5句投票) | ||||||||||||||||||||||||||||
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